「サッカー指導者を目指して奮闘した経験は ジャーナリストとしての活動における強みに」【先輩たちのキャリア選択】 小澤さん(教育学部卒)

サッカー指導者を目指して奮闘した経験は
ジャーナリストとしての活動における強みに

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留学中の景色や匂いは今も憶えている

小中高と続けたサッカーに、将来は指導者として関わりたいという思いがあり、大学入学後はサッカーサークルでチームの監督役に自ら志願するなど、夢の実現に邁進していました。一方で、浪人生時代に興味を持ったスペインサッカーへの憧れと関心が募り、2年生の夏休みにスペインへ短期留学。毎週のようにサッカー観戦に通った1カ月間は、今も景色や匂いまで記憶に刻まれています。
就職を決めた後、スペインでもう一度過ごそうと、卒業までの半年間を利用して再び留学しました。これを機に、現地でサッカー指導に携わりたいという思いが固まり、結果的に日本での社会人生活を2年で切り上げて、スペイン・バレンシアに生活の拠点を移しました。

キャリアのスタートは意外なところから

滞在中、スペインリーグの強豪「バレンシアCF」の練習場に毎日通って監督や選手に話しかけ、取材記録やチーム状況の分析をブログで発信していたところ、日本のメディアから執筆依頼が舞い込み、サッカージャーナリストとしてのキャリアがスタートしました。2010年までスペインを拠点に活動する傍ら、現地の街クラブでU-13世代のアシスタントコーチも経験するなど、漠然と指導者を目指していた頃には想像もしなかったキャリアを歩んできました。

すべての物事を自分の目と足で体験しよう

人生には予期せぬ寄り道が付きものです。私自身、大学入学前と入学後、卒業後に思い描いていたそれぞれのキャリアプランが必ずしも一貫しているとは言えません。しかし、その都度、「やってみたい」 と思えることを公言し、目の前のことに懸命に取り組んできたことで、最終的な道は一つにつながりました。スポーツでも学業でも、真剣に追求してこそ得られる喜びや楽しさがあります。学生時代は失敗を恐れることなく、すべての物事に対して自分の目や足で体験することを大切にしてください。


小澤 一郎
サッカージャーナリスト

Profile
京都府・龍谷大学付属平安高校出身
2002年3月教育学部 教育学科教育学専修卒業
大学卒業後、2年間の社会人生活を経て、サッカー指導者ライセンスの取得を目指してスペインに留学。1年間の帰国を挟んでスペインに移住後、現地で始めたブログが話題となりジャーナリスト活動を開始。現在は両国を行き来しながら、執筆業に加えて、サッカーを通した「人材育成」を主軸に幅広い活動を展開している。

※掲載情報は2014年度内の取材当時のものです。

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