研究室を訪ねて TWIns 梅津光生教授 鉄道と犬への想いが人を救う

「研究室を訪ねて」第3回目の今回は、大の鉄道好きとしても知られるTWIns梅津光生教授の研究室を訪問しました。

梅津光生 理工学術院教授

梅津光生 理工学術院教授。SLカレンダーが素敵

──先生が鉄道好きになったのはいつからですか。

「小学3年生ぐらいの時に、社会の先生が電車の時刻表を教えてくれたのがきっかけです。時刻表を眺めていて眠れなくなり、その結果1.5だった視力も一年間で0.3まで下がってしましました。」

──夜も眠れなくなるほどの時刻表の魅力とは何なのでしょうか。

「例えば一つの汽車が東京を発車したとして、その時大阪にはどこにどんな汽車がいるんだろうとか、(当時鎌倉に住んでいたんですが)警笛の音が聞こえる度に調べてしまうんです。」

マウスパッドは「名鉄コレクション」

マウスパッドは「名鉄コレクション」

クリスタルガラス製のグッズ

クリスタルガラス製のグッズ

──鉄道好きの先生が、現在の研究テーマに辿りついた経緯を教えてください。

「僕は、鉄道の研究がしたかったので、機械工学を学ぶつもりでした。ですが、大学院生で研究室に入った1974年当時は動物を使った実験が多く、犬が好きだった私には耐えがたいものでした。それで、何かシミュレータのようなものを作って、動物実験が減らせる社会が作れないかと考えたのがきっかけです。」

──それで、血液循環シミュレータや心臓外科手術訓練シミュレータなどを作られたんですね。

心拍動を再現するBEATとシリコーンによって血管を模擬したYOUCANからなるシミュレータ

心拍動を再現するBEATとシリコーンによって血管を模擬したYOUCANからなるシミュレータ
血管吻合の訓練ができます

多国籍な研究室の学生

多国籍な研究室の学生

──そう言えば、研究室内では学生同士がチームで課題に取り組んでいる様子が目に付きますね。

「そうですね。僕らの研究っていうのは、色んな人が一緒にいないと出来ないものなんです。今の医療自体もチーム医療が増えてきていますので、若い人もどんどんやれる機会が出来ていると思います。」

──休日はどんなことをされているんですか。

「僕には1年間で土日休める時が2~3回しかないので、月曜の朝はどんなことがあっても休むことにして、妻とテニススクールに通っています。」

「2年前に働きすぎで心臓が止まったことがあって、それから気を付けるようになり、週の1回でもリセットするようにしているんです。」

──お忙しいところありがとうございました。それでは学生に一言お願いします。

「各先生がどんな背中を持っているのか、研究や授業で学生たちに見せていくことで、早稲田らしさが守られて行くんじゃないかと思います。学生には、そうした中で自分に合った先生を見つけ、また良い友人を作っていって欲しいですね。」

梅津教授と記念撮影

梅津教授と記念撮影

今月の早稲田川柳

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