劇場施設「早稲田小劇場どらま館」、2015年4月に開設 「演劇の早稲田」をより一層盛り上げる街の新しいシンボルに

早稲田大学(新宿区、総長:鎌田薫)は、演劇の小劇場運動第一世代といわれる劇団「早稲田小劇場」発祥の地であり、早稲田大学の多くの学生たちが演劇に励んでいた劇場「早稲田文化芸術プラザ どらま館」(2012年閉館)跡地に、学生演劇サークルなどが使用する新たな劇場施設「早稲田小劇場どらま館」を、2015年4月に開設します。「早稲田小劇場」の生みの親で、世界的に活躍している演出家・鈴木忠志さん(’66年 政経卒)から、「早稲田小劇場」という名称使用の快諾をいただいており、「演劇の早稲田」をより一層盛り上げる、街の新しいシンボルになることを期待しております。

早稲田小劇場どらま館 完成予想図
早稲田小劇場どらま館 完成予想図

創立150周年を見据えた中長期計画「Waseda Vision 150」への学生による大学への提言「Waseda Vision150 Student Competition」の第一回大会が2013年3月に行われ、決勝大会に残った「チーム・シアター早稲田」から、「どらま館に変わる新たな劇場の建設を!」という提案があるなど、演劇を志す学生からのニーズは高く、こうした提案も「早稲田小劇場どらま館」開設のきっかけとなりました。

鎌田薫総長コメント

旧『どらま館』は、学生の文化・芸術を支援し、早稲田文化の継承と創造発展に役立てるために、早稲田小劇場から早稲田銅鑼魔館を経て引き継いで以来、本学の演劇サークルの活動拠点として利用され、早稲田の演劇文化の発信にとってはなくてはならない施設となり、多くの人材を輩出してきました。私自身、学生時代は演劇サークルに所属しており、演劇に対しては特別な思いがあります。『早稲田演劇の灯』をさらに発展させ、多くの演劇人がこの劇場から巣立っていき、日本の小劇場運動の一大拠点になることを期待しています

建物概要

  • 名 称 :早稲田小劇場どらま館(2015年3月竣工予定)
  • 住 所 :新宿区戸塚町1-101
  • 構 造 :鉄骨3階建て、延べ床面積約210平方メートル、観客席約70席(2階)
  • その他 :事務所、売店、エレベータ、トイレ、バリアフリー
  • 使用資格:学生演劇サークルなど
    ※学生演劇サークル以外については学外者の使用も含めて検討中です。

早稲田小劇場どらま館 略歴

1966年、鈴木忠志さんや劇作家・別役実さん(政経出身)らが、劇団「早稲田小劇場」を設立し、懇意にしていた喫茶店「モンシェリ」店主の助けで、同店2階に同名の劇場を作った。1976年、建物の賃貸契約終了に伴って「早稲田小劇場」は富山県利賀村(※現・南砺市利賀村)に劇団の拠点を移して「SCOT」に改称した。劇場は「早稲田銅鑼魔館」として民間の貸劇場として運営され、1997年に早稲田大学が買い取った。耐震強度が不足していたために2012年2月に閉館され、同年夏に取り壊された。

リンク

鈴木忠志・SCOT Suzuki Tadashi・Suzuki Company of Toga

早稲田小劇場どらま館起工記念 鈴木忠志さんトークショー「演劇の社会的使命」開催(5/8)

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