大学院経営管理研究科を新設 商学研究科ビジネス専攻(WBS)とファイナンス研究科を統合 2015年4月文部科学省に設置届出予定

No.11

主な学び舎となる早稲田キャンパスの11号館

早稲田大学(東京都新宿区、総長:鎌田薫)は、世界の産業経済と金融システムが求めているグローバルに通用する専門知識、専門家としての高い判断力、柔軟な思考と幅広いネットワークをもつ人材を育てるため、商学学術院の専門職大学院である、商学研究科ビジネス専攻(通称:早稲田大学ビジネススクール<WBS>)とファイナンス研究科を統合し、2016年4月、「経営管理研究科」(※2015年4月 文部科学省に設置届出予定)を新設することになりました。

経営管理研究科は、多方面の経営幹部を育てるビジネス教育と財務・金融のスペシャリストを育てるファイナンス教育を融合させたビジネススクールとなることで、両専門職大学院が蓄積してきた経験・資産を活かして国内トップの地位を確立し、アジアを代表するビジネススクールとなることを目指します。

財務部門や金融市場関連の高度な専門知識を必要とする金融機関在籍者や、ファイナンス関連企業・部署へのキャリアチェンジを目指すビジネスパーソン、所属企業の期待を担う幹部候補生など、様々なバックグラウンドを持つ学生が、「コーポレートファイナンス」「インベストメント」「金融工学とリスク・マネジメント」「グローバル金融システム 」「不動産ファイナンス」などを学んできたファイナンス研究科。そして、メーカー、通信、IT、広告、マスコミ、コンサルティング、金融等、幅広い業種で活躍するビジネスパーソンが在籍する多様なニーズに対応した5つのプログラムを設置する他、国内外の課長クラスから役員クラスまでを対象としたノンディグリーのエグゼクティブプログラムの提供、及び日本を代表する経営者が日本のあり方や企業経営への提言を行うCEOラウンドテーブル(早稲田会議)も主催するなど、実業界との強い結びつきがあるWBS。

この2つの特色のある組織が相互に高いレベルで補完し合うことでシナジー効果を生み、修了生を含めた幅広い人的ネットワークが拡大し、業種・業界の枠を超えた交流がさらに発展すると考えています。「ビジネス」と「ファイナンス」が融合する経営管理研究科で、多様なものの見方に触れ切磋琢磨すること、お互いに刺激を与え合う仲間や本音で語り合える仲間を増やすことで、学生の学修機会と可能性も大いに広がることが期待できます。

※なお、経営管理研究科の設置につきましては、本年4月に文部科学省に届出予定であり、届出内容は変更となる場合がございます。

問合せ先

経営管理研究科開設準備室
E-mail:[email protected]

早稲田大学大学院経営管理研究科 概要

新研究科名称

  • 日本語名:早稲田大学大学院経営管理研究科
  • 英語名:Graduate School of Business and Finance, Waseda University
  • ※通称は「早稲田大学ビジネススクール」(英語通称:Waseda Business School or WBS)

設立時期(予定)

2016年4月1日 ※2015年4月文部科学省に設置届出予定

収容定員

510名

入学定員

255名(夜間主 140名、全日制 115名)

学位

  1. マネジメント・プログラム修了者
    経営管理修士(専門職)[英文名称:Master of Business Administration(MBA)]
  2. ファイナンス・プログラム修了者
    ファイナンス修士(専門職)[英文名称:Master of Science in Finance(MSc in Finance)]

開講プログラムと修了要件

①全日制(マネジメント・プログラム:MBA)

原則として実務経験者を対象とし、標準修業年限を2年とする2年制コース(英語あるいは日本語で学ぶ)と、一定の実務経験(常勤者として満3年以上の実務経験)を経た者を対象とする1年制コース(主に日本語で学ぶ)、シンガポール国立ナンヤン理工大学のビジネススクールとWBSの両方で学びダブルMBAを取得する14ヶ月のコース(英語で学ぶ)を設置。入学定員は95名。

②全日制(ファイナンス・プログラム: MSc in Finance)

入学に関して実務経験があることを要件としない。標準修業年限は2年とする。入学時期は9月入学のみとし、英語で学ぶ。入学定員は20名。

③夜間主(マネジメント・プログラム:MBA)

常勤者として満3年以上の実務経験を有する者を対象とし、標準修業年限は2年とする。相対的に専門性を追求するコース(プロフェッショナル)と、相対的にジェネラルマネジメントを追求するコース(総合コース)を設ける。入学時期は4月入学のみとし、主に日本語で学ぶ。入学定員は両者を合わせて140名。

新研究科3つのポイント

①ビジネス+ファイナンス

現商学研究科ビジネス専攻とファイナンス研究科では毎年合計350人前後のMBAホルダーを輩出してきました。「実践とアカデミズムの融合」を標榜するカリキュラムは実業界・学界の評価も高く、修了生は多方面で活躍しています。経営管理研究科では従来のビジネス教育とファイナンス教育を強化・融合し、更なるプログラムの充実を図ります。

②国際競争力のある「新時代のビジネススクール」

上記の通り2つの組織が高いレベルで融合することにより、専門職業人養成ニーズに一段高いレベルで応えると同時に、国際競争力を更に高め、アジアを代表する「新時代のビジネススクール」を目指し、国内外のグローバル人材育成ニーズに対応していきます。

③プログラムの多様化とシナジーの深化

現商学研究科ビジネス専攻には、全日制・夜間主(平日夜・土曜日開講)、日本語・英語等、多様なニーズに対応する5つのMBAプログラムがあります。経営管理研究科では、「夜間主プロフェッショナル」プログラムへのファイナンスコース(専修)の追加、全日制ファイナンス英語プログラムの追加(MSc in Finance)により、更なるプログラムの充実を図ります。また、ジェネラルマネジメント教育を追求する「夜間主総合」コースにファイナンス関連ゼミを大幅増設します。

統合する両組織の沿革

(現)早稲田大学ビジネススクールは、1973年に1年制のノンディグリープログラムとして発足、1998年より大学院アジア太平洋研究科国際経営専攻としてMBA学位を授与するプログラムを開始。2007年より商学研究科夜間主プログラムと統合し、大学院商学研究科ビジネス専攻となった。ファイナンス研究科は、金融を核とする高度職業人の専門教育を目的として2004年に開設された。2016年度から両組織を統合し、大学院経営管理研究科(新早稲田大学ビジネススクール)となる予定。

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