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2025年度卒業式を挙行しました
Mon 30 Mar 26
Mon 30 Mar 26
2026年3月25日(水)・26日(木)、戸山キャンパスの早稲田アリーナにて、2025年度学部卒業式、芸術学校卒業式および大学院学位授与式を執り行いました。学部卒業者8,096名、芸術学校卒業者57名、修士課程修了者1,966名、専門職学位課程修了者541名、博士学位受領者233名、合計10,893名(卒業式開催時点)が、早稲田の杜を巣立ち、新たな門出を迎えました。
式典は2日間4回に分けて実施しました。来場者の安全確保と地域交通への影響を鑑み、式典への参加は卒業生、修了生のみに限定し、保護者の皆さま向けには早稲田キャンパス内に同時中継会場を設けるとともに、ライブ配信をご覧いただけるようにいたしました。
※式典当日のアーカイブ映像に関しては、本ページの末尾をご覧ください。
式典では、総代、博士の学位記授与に続き、田中愛治総長より卒業生へ式辞が送られました。また、学術・スポーツで特に優れた成果をあげた学生または団体に対して授与される小野梓記念賞の紹介が行われました。(2025年度 小野梓記念賞受賞者一覧)
総長式辞
田中 愛治 総長
卒業生の皆さん、ご家族・ご親族の皆様、ご卒業おめでとうございます。卒業される皆さんはもちろん、これまで卒業生を支えてこられたご家族・ご親族の皆様も、たいへんお喜びのことと存じます。本日は、早稲田大学を代表して、私からお祝いの言葉を申し述べたいと思います。
本日、学部を卒業される方も、芸術学校を修了される方も、大学院の修士課程もしくは博士課程を修了される方も、皆さん晴れやかな気持ちでいらっしゃることと思います。私たち教職員も、皆さんの晴れやかな笑顔を見られて、本当に嬉しいです。
今回の卒業式には、私自身にとっても特別な思いを込めております。と申しますのは、私は今年の9月20日で総長の任期を2期8年務めて退任となりますので、私が3月の卒業式で式辞を述べるのはこれが最後になるからです。
私が総長になってからの7年半の間に、世界でも日本でも多くのことが起きました。近年、世界中で武力紛争や軍事進攻が起きています。そのため、多くの方々が亡くなり、さらに多くの方々が傷ついています。また、2020年にはコロナ・パンデミックが起き、3年間も続きました。地球上のいたる所で気候変動も激しくなるばかりです。2024年1月には能登半島が大地震と津波に襲われ、多くの方が被災し、亡くなりました。さらに、これらの問題は、どれ一つとして、解決されていません。
なぜ人々は対立し傷つけあうのでしょうか。また人間は自然界の大きな力の前には無力なのでしょうか。
このように、現在、人類が直面している問題は、どれをとっても正解のない、解決策のない問題ばかりです。このような答えのない問題に果敢に挑戦し、自分なりの解決策を考え抜ける力を、私は「たくましい知性」と呼んでいます。私は過去7年半の間、学生の皆さんに「たくましい知性」を育んでもらいたいと述べてきました。同時に、戦争・紛争や自然災害などで苦しんでいる人や、自分とは異なる境遇にいる人のことを理解し、思いやれる「しなやかな感性」も涵養してもらいたいと言ってきました。過去4年間は、自分とは異なる考えを持つ人の声にも耳を傾け、意見を交わす「ひびきあう理性」も高めてもらいたいと伝えてきました。
皆さんは、早稲田大学で学ぶ間に「たくましい知性」「しなやかな感性」「ひびきあう理性」を育んだことと思います。世界は、日本は、現在のように混迷を極める時代であるからこそ、これからの時代は、そういった人材を求めているのです。
この考え方は、実は早稲田大学の建学の精神にもつながるのです。早稲田の創立者・大隈重信は建学の精神として、「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」と述べ、その精神として「一身一家一国の為のみならず、進んで世界に貢献する抱負が無ければならぬ」と説いています。まさに、この精神に基づいているから、早稲田の学生と卒業生の多くは、日本社会に、また世界に貢献してきているのだと思います。
同時に、皆さんは早稲田で答えのない問題に対する解決策を考え抜くための基礎となる学問を学んだと思います。学問とは文字が出来てからの過去約5千年にわたる人類の経験のエッセンスが体系的に詰まったものです。ですから、学問の中には必ずしも人類が今後直面する未知の問題の解決策は記されていないでしょう。しかし、過去のその時代その時代の未知の問題に対して、人類がどのように立ち向かって解決してきたかは記されています。ですから、学問をないがしろにしてはなりません。学問は、皆さんが今後未知の問題に向かい合うときに、どのように考えるべきか、その考え方や対処の方法を示唆してくれているはずです。
最後の最後に、私がお伝えしたいことは、皆さんは卒業して社会に出たら、ご自身がやりたいと思う、遣り甲斐があると感じることに力を入れてください。目先の出世とか、損得を考えて、ご自身が興味ないことをやっても、皆さんの力は80パーセントしか出ません。ご自身が面白い、遣り甲斐があると感じることなら、皆さんの力は120パーセントになります。どの時代でも、どの社会でも、120パーセントの力で仕事をする人は、80パーセントで仕事をしている人よりも成功する確率は高いのです。私はこのことを、私のゼミ生が卒業する時に言って来ましたが、今は総長としてすべての早稲田の卒業生にお贈りしたいと思います。
卒業後も、時々は母校に帰ってきてください。その時には、今よりも輝いている早稲田で、今よりも輝いている皆さんとお会いしましょう。
卒業生諸君、本日は、ご卒業、本当におめでとう!
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早稲田大学校友会代表幹事 挨拶
早稲田大学校友会代表幹事 萬代 晃 様
本日ご卒業の皆さん、そしてこれまで皆さんを支えて来られたご家族・ご親族の皆様、ご卒業、誠におめでとうございます。
多くのみなさんが入学した2022年4月は、新型コロナウイルス感染症による社会的な影響がまだ続いていました。その後、社会活動が徐々に回復していったとはいえ、皆さんにとって、勉学や課外活動をはじめとする学生生活を継続する上で、沢山の苦労を重ねてきたことと思います。そして本日、皆さんは特別な思いで卒業式を迎えられたことでしょう。だからこそ尚更、卒業生の皆さんを心からお祝いするとともに、校友会の代表として是非メッセージをお届けしたいという熱い気持ちで一杯です。
さて、皆さんは、卒業と同時に全員の方がもれなく早稲田大学の校友となり、校友会の会員となります。この機会に、早稲田大学校友会について少しご説明をさせていただきます。早稲田大学では卒業生を「校友」と呼びます。そして「校友会」とは早稲田大学卒業生による同窓会組織になります。
早稲田大学校友会は、1885年(明治18年)に誕生しました。早稲田大学の前身である「東京専門学校」が1882年に創設され、1884年に早くも第1回卒業生11名、1885年には67名の卒業生を送り出しました。そして、1885年12月13日、東京都麹町区「富士見軒」において、発起人代表・高田早苗はじめ大学関係者・卒業生50余名が参加して校友会発足の会合を開き、ここに校友会が産声をあげました。その後、「東京専門学校」は早稲田大学に改称し、以来、校友会は早稲田大学の歴史に寄り添い、思いを共にしながら、今日に至ります。わずか数十名の校友からはじまった早稲田大学校友会は現在会員数70万人を数え、日本を代表する同窓会組織として発展しました。昨年12月には設立140周年という節目を迎えました。
校友会の活動方針は、母校そして後輩である現役学生に対する支援と、校友相互の人脈づくりや親睦を図ることであります。現在の組織は大学内に本部を置き、田中総長を校友会会長に頂き、約60名の幹事団が中心となって運営しており、毎年2億円から3億円程度を、奨学金を中心とする現役学生への支援のほか各種母校支援に充当しております。
日本全国の地域、年次、職域、海外など約1,400の稲門会が組織され、活発に活動しております。早稲田の誇りはこの70万人の校友のパワーです。企業人・経営者をはじめ、総理大臣から地域の世話役、政治家、官僚、法曹、スポーツ、作家、芸術家、医者、メディア等々、日本はもとより世界中のありとあらゆる分野で校友が活躍しており、社会に貢献しています。先に行われたミラノ・コルティナ冬季オリンピック・パラリンピックでは、2名の現役学生に加えて、12名の校友が出場し、五輪の夢の舞台に立ちました。このような早稲田の校友の多様性が早稲田の活力であり誇りです。
これから皆さんが実社会で活躍される中で、人材の宝庫・早稲田大学校友会という組織とネットワークを存分に活用されることも大歓迎であります。日本はもとより世界各地、各業界、各卒業年次など様々な稲門会が卒業生の皆さんをお待ちしています。各稲門会の連絡先は校友会のウェブサイトに掲載されていますので、是非、稲門会の扉を叩いて私たちの仲間に加わってください。そして、ゆくゆくは母校の後輩である現役学生たちの力強い応援団としても温かいご支援をいただければと願っております。
今後、皆さんが歩んでいかれる途中には、楽しいことや嬉しいことばかりではなく、辛いこと、悲しいことなど大きな困難も待ち受けているでしょう。早稲田で身に付けた「たくましい知性」、「しなやかな感性」そして「ひびきあう理性」に更に磨きをかけ、この早稲田で学んだという誇りと進取の精神を持って、日本中、いや世界中の人々の心を動かし、感動を届け、世界に大きく貢献できるような人になってください。
最後になりますが、校友会のキャッチフレーズは「ともに世界へ ともに未来へ」です。卒業生の皆さん、世界へ!未来へ!力強く羽ばたいてください!!
卒業5年後に、皆さんを大学にご招待するホームカミングデーで再会できることを心から楽しみにしています。
あらためて、本日はご卒業おめでとうございます。
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卒業式アルバム
@waseda_university Congratulations graduates! ご卒業おめでとうございます。🥳 #graduation #卒業 #卒業式 #waseda #早稲田
♬ オリジナル楽曲 – Waseda University 早稲田大学 – Waseda University 早稲田大学
Waseda Live(式典アーカイブ映像)
2026年3月25日(水)
第1回 式典
政治経済学部、法学部、社会科学部
政治学研究科、経済学研究科、法学研究科、法務研究科、社会科学研究科
第2回 式典
文化構想学部、文学部、商学部
文学研究科、商学研究科、会計研究科、経営管理研究科
2026年3月26日(木)
第3回 式典
教育学部、人間科学部(通信教育課程を含む)、スポーツ科学部、国際教養学部
教育学研究科、人間科学研究科、スポーツ科学研究科、アジア太平洋研究科、日本語教育研究科、国際コミュニケーション研究科
第4回 式典
基幹理工学部、創造理工学部、先進理工学部、芸術学校
基幹理工学研究科、創造理工学研究科、先進理工学研究科、環境・エネルギー研究科、情報生産システム研究科*
*情報生産システム研究科は北九州キャンパスにて実施。