さくらサイエンス・ハイスクールプログラム高校生代表団 早稲田大学訪問
2024年12月3日(火)、科学技術振興機構(JST)のさくらサイエンス・ハイスクールプログラムにより、ウクライナ、エジプト、キプロス、ケニア、コロンビア、シンガポール、中国、南アフリカの8か国から集まった86名の高校生たちが、本学の早稲田キャンパスを訪問しました。
本プログラムは、科学技術振興機構(JST)が主催し、海外の優秀な青少年に日本の最先端科学技術やトップの科学者との交流を通じて学びの機会を提供することを目的としています。参加者は各国の教育機関から推薦され、学業成績や受賞歴など厳格な基準に基づいて選抜された最優秀の高校生です。参加学生はそれぞれの分野で優れた才能を持つだけでなく、未来の科学技術を担う可能性を秘めた次世代のリーダーの候補者と言えます。2024年度は34の国・地域から計518名の高校生が6グループに分かれて来日する計画で第6グループとして来訪した高校生たちは本学を訪れました。
当日は最初に早大生によるキャンパス案内からはじまり、大学のシンボルの大隈記念講堂、国内大学のなかでも有数の蔵書数を誇る中央図書館、創立100周年を迎える演劇博物館、そして様々な国からの留学生たちとの交流を展開している異文化交流センター(ICC)、歴史館等の主要施設を見学し、早稲田大学の歴史やキャンパスライフに触れました。
午後のセッションでは、エルウッド・ケイト国際部長による歓迎の挨拶、IAOによる大学紹介が行われた後、ロボット関連の模擬授業も体験しました。
模擬授業「Robotics, the research story of Waseda University」は、次世代ロボット研究機構の汪偉准教授によって行われました。この授業では、本学が日本のロボット研究において草分け的存在であったことや、これまでに開発してきたロボットやその技術が紹介されました。さらに、人間とロボットが共生する未来社会の可能性について言及され、高校生たちは熱心に耳を傾けていました。
晩秋のキャンパスを訪れた高校生たちは、早稲田大学でのひとときを通じて学びの楽しさを味わい、未来の可能性について考える貴重な経験を得ることができました。