北京大学蔵秦簡牘パネル展示会が開幕しました。

北京大学蔵秦簡牘パネル展示会が開幕しました。

2024年6月26日から「北京大学蔵秦簡牘パネル展示会」が本学ワセダギャラリーで始まりました。今回の展示は、北京大学より関連史料が提供され、紙が誕生する前の中国書道に焦点を当てています。開幕当日に百名以上の研究者や歴史愛好者が訪れました。これらの古い簡牘は、中国の社会構造と文化哲学を研究するためのユニークな視点を提供しています。

開幕式に際して関連の学術シンポジウムを本学小野記念講堂で開催し、本学文学学術院の柿沼陽平教授が司会を務めました。文化推進担当常任理事の渡邉義浩教授は、シンポジウムの冒頭で挨拶し、このイベントをきっかけに両国の若い学者間でより深い学術交流を進めるよう期待を寄せました。北京大学の朱鳳翰教授と黎婉欣教授は、それぞれ秦漢簡牘の特別な価値について講演し、最新の研究成果を共有し、会場では日中両国の研究者らによる熱烈な討論が繰り広げられました。

上海テレビ局より本学に「もしもし上海 魔都の新発見」と「時節之美 二十四節気の中国」という2冊の日中対訳の書籍が贈呈されました。これらの書籍は、買い物のエピソード、地下鉄の利用、病院の診察といった上海市民の日常生活を詳細に紹介しており、日本人が中国の日常生活をより深く理解する手助けをすることを目的としています。花王株式会社の執行役員村田真実氏は、「日本の学生にこれらの本を読んでいただき、日常的な中国語を身につけ、中国および上海についての理解を深めていただくことを期待しています。これは生活に役立つだけでなく、文化交流への興味を育むことにも繋がるでしょう」とお話くださいました。

今回の展示会は、中国古代書道を披露するだけでなく、日中両国の学術交流の素晴らしい成果の結晶でもあります。このイベントを通じて、両国の学者や歴史愛好者は中国古代文化の精髄をより深く理解し、広く議論することにより、当該分野における国際的な学術研究の進展に貢献しました。

現在、展示会は戸山キャンパス図書館に移し、7月26日(金)まで展示する予定です。

 

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