みなさんは、コミュニティの中で、あるいはボランティア活動先で“もやもや”を感じることはありませんか?
言葉だけでは言い表せない、何か心に引っかかる場面に遭遇することがあると思います。
人は自分の世界からしか、ものを見ることができない。
何か気がかりな、目に見えない課題に目にとめ、共有し、解決策を見出すためには、どうすればいいのだろう。
私たちは、「演劇」を通して、新たな対話と理解の可能性を開きたいと思い、実習授業で学んできました。
この授業の履修生たちは8月1日(月)~6日(土)まで、高齢化が著しい団地でフィールドワークとボランティア活動を重ね、「演劇」を通して住民たちの間に新たな会話と理解の可能性を開こうとしました。その成果発表会を公開授業とし、私たちの発表を通して、観客のみなさんと共に“もやもや”について考えていきたいと思います。
今回の公開授業で行うのは「討論劇」*
学生が再現する「課題を抱えた社会的状況」を目撃した観客も、自分の意見を「述べる」のではなく「行動する=劇中に乗り込んでいく」ことで現実を変えていこうとする手法です。
この企画は、副専攻コア科目「社会の見方を変えるフィールドワークとワークショップ 2」の公開授業でもあります。副専攻指定科目の全履修生はもちろんのこと、ひろく学内外の皆さんの参加を歓迎します。
*「討論劇」とはブラジルの演出家・活動家のアウグスト・ボアールが考案した手法です。
日時
2016年8月9日(水)18時〜20時(開場17:45)
会場
早稲田キャンパス3号館203教室
内容
履修生による演劇・シーンの公開 + 観客参加型討論劇(見学のみも可)
担当教員
石野由香里 早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター助教
対象
学生・教職員・一般
※入場無料、事前申し込み不要、直接会場へ。
シラバス
主催
早稲田大学グローバルエデュケーションセンター
共催
早稲田大学平山郁夫記念ボランティアセンター