秋の留学フェアが2023年10月6日(金)、7日(土)の2日間にわたって、早稲田キャンパス国際会議場で開催されました。留学フェアは年に2回(4月、10月)、留学センターの主催で行われ、世界各国の海外協定校からの担当者が早稲田に集結し、留学プログラムや応募方法などについて紹介しています。
留学を経験した先輩や協定校の担当者の個別相談ブースにはたくさんの在学生が訪れ、熱心に説明や体験談などに耳を傾け、質問をしている様子が見られました。開催期間中は、留学経験者によるパネルディスカッションといったステージイベントのほか、募集要項や留学資金に関する説明会や英語資格試験対策などのセミナーも実施され、留学を考える学生にとって多種多様な情報を得られる機会となりました。
留学フェアで活躍する学生留学アドバイザー
ブースで来訪者の相談に応じたのは、学生参画/スチューデント・ジョブの一環として留学センターで活動する学生留学アドバイザーです。アドバイザーを務める米納さん、石塚さんに話を聞きました。
米納 千尋(こめの ちひろ)さん 政治経済学部4年
18期学生留学アドバイザー 副代表
留学先:ヨーテボリ大学(スウェーデン)
2年生の秋から1年間
留学は将来に関する考え方を変えた重大な経験でした。スウェーデンが好きになったことで、卒論のテーマやキャリアについても、留学の経験に即して考えるようになりました。一番記憶に残っているのは、現地のレインボープライドにボランティアで参加して友達ができたことで、そこから自分の学問的関心と、新しい人間関係が構築できました。いろいろ不安もあると思うけれど、行ってみたら何かしら得ることはあるし、たとえそれがいい結果であれ、悪い結果であれ、大きな価値になると思います。思い立ったら行ってみて、体験してほしいと思います。
石塚 文子(いしづか ふみこ)さん 教育学部5年
18期学生留学アドバイザー アシスト班リーダー
留学先:カルフォルニア大学アーバイン校(アメリカ)
3年生の秋から1年間
高校生の頃に臆病で留学をあきらめてしまったのですが、大学で留学に行ったことで、当時の「自分の世界を広げたい」という理想像に近づく大きなきっかけになったと思います。留学先での授業を通して、「国や人が変われば物事のとらえ方が変わり、自分の世界や考えが変わることもある」ということを知り、その体験が他者の話を聞く力へとつながりました。アメリカにいなければ、留学しなければ体験できなかったことがたくさんありました。行かなければわからない世界はあるよ、行ったほうがいいよ、ということは強く伝えたいです。
留学フェアに限らず、留学に関する情報はWaseda Global Gate(早稲田キャンパス22号館)で常時提供されており、留学に向けた出願などの具体的な準備についての相談も受け付けています。
早稲田大学では創立150周年を見据えた中長期計画 Vision150では、2032年までに、短期・中期・長期関わらず、早稲田大学の全学生が留学に行くことを目標としています。この “全学生留学” を今後も支援していきます。