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2026年9月卒業式を挙行しました
2026年9月19日(土)、戸山キャンパスの早稲田アリーナにて、2026年度9月学部卒業式および大学院学位授与式を執り行いました。
Fri 25 Sep 26
2026年9月19日(土)、戸山キャンパスの早稲田アリーナにて、2026年度9月学部卒業式および大学院学位授与式を執り行いました。
Fri 25 Sep 26
学部卒業者802名、大学院修士課程修了者・専門職学位課程修了者550名、博士学位取得者96名、合計1,448名(2026年9月19日時点)が、早稲田の杜を巣立ち、新たな門出を迎えました。
昨年度に引き続き、本式典会場での出席者は卒業生本人のみに限定し実施し、保護者の皆さまには同時中継会場にて式典の模様をライブでご覧いただきました。
※式典当日のアーカイブ映像に関しては、本ページの末尾をご覧ください。
総長式辞
卒業生の皆さん、ご家族・ご親族の皆様、ご卒業おめでとうございます。卒業される皆さんはもちろん、これまで卒業生を支えてこられたご家族・ご親族の皆様も、たいへんお喜びのことと存じます。本日は、早稲田大学を代表して、私からお祝いの言葉を申し述べたいと思います。
卒業生の皆さんだけでなく、ご家族の方にもご参加いただきたい気持ちもありましたが、この早稲田アリーナの前の道路や交差点が危険なほど混雑することもあり、ここ数年間は卒業生の皆さんだけの出席をお願いしています。ご理解いただければと思います。
本日、学部を卒業される方も、芸術学校を修了される方も、大学院の修士課程もしくは博士課程を修了される方も、皆さん晴れやかな気持ちでいらっしゃることと思います。私たち教職員も、皆さんの晴れやかな笑顔を見られて、本当に嬉しいです。
私自身にとっても今回の卒業式には、特別な思いを込めております。と申しますのは、私は明日、9月20日で、総長の任期を2期8年務めて退任となりますので、私が卒業式で式辞を述べるのはこれが最後になるからです。
私が総長になってからの約8年の間に、世界でも日本でも多くのことが起きました。近年、世界中で武力紛争や軍事侵攻が起きています。そのため、多くの方々が亡くなり、さらに多くの方々が傷ついています。また、2020年にはコロナ・パンデミックが起き、3年間も続きました。地球上のいたる所で気候変動も激しくなるばかりです。2024年1月には能登半島が地震と津波に襲われ、2026年7月には熊本県が地震に襲われ、多くの方が被災し、亡くなりました。さらに、これらの問題は、どれ一つとして、解決されていません。
なぜ人々は対立し傷つけあうのでしょうか。また人間は自然界の大きな力の前には無力なのでしょうか。
このように、現在、人類が直面している問題は、どれをとっても正解のない、解決策のない問題ばかりです。このような答えのない問題に果敢に挑戦し、自分なりの解決策を考え抜ける力を、私は「たくましい知性」と呼んでいます。私は過去8年の間、学生の皆さんに「たくましい知性」を育んでもらいたいと述べてきました。
同時に、戦争・紛争や自然災害などで苦しんでいる人や、自分とは異なる境遇にいる人のことを理解し、思いやれる「しなやかな感性」も涵養してもらいたいと言ってきました。
過去4年間は、自分とは異なる考えを持つ人の声にも耳を傾け、意見を交わす「ひびき合う理性」も高めてもらいたいと伝えてきました。
皆さんは、早稲田大学で学ぶ間に「たくましい知性」「しなやかな感性」「ひびき合う理性」を育んだことと思います。世界は、日本は、現在のように混迷を極める時代であるからこそ、これからの時代は、そういった人材を求めているのです。
この考え方は、実は早稲田大学の建学の精神にもつながるのです。早稲田の創立者・大隈重信は建学の精神として、「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」と述べ、その精神として「一身一家一国の為のみならず、進んで世界に貢献する抱負が無ければならぬ」と説いています。まさに、この精神に基づいているから、早稲田の学生と卒業生の多くは、日本社会に、また世界に貢献してきているのだと思います。
同時に、皆さんは早稲田で答えのない問題に対する解決策を考え抜くための基礎となる学問を学んだと思います。学問とは文字が出来てからの過去約5千年にわたる人類の経験のエッセンスが体系的に詰まったものです。ですから、学問の中には必ずしも人類が今後直面する未知の問題の解決策は記されていないでしょう。しかし、過去のその時代その時代の未知の問題に対して、人類がどのように立ち向かって解決してきたかは記されています。ですから、学問をないがしろにしてはなりません。学問は、皆さんが今後未知の問題に向かい合うときに、どのように考えるべきか、その考え方や対処の方法を示唆してくれているはずです。
過去25年間にわたり、早稲田における教育と研究の質は着実に高くなり、日本トップレベルの質の高い教育を学生の皆さんに提供できるようになりました。一例を挙げれば、グローバル・エデュケーション・センターやデータ科学センターはAIを用いたビッグデータの解析方法を入門から、中級、上級までを教えるようになり、昨年度の履修者数の合計は延べ19,612名を数えました。これだけ質の高い教育を全学の学生に提供している大学は、日本では早稲田以外にはありません。
また、早稲田の研究力も国立大学のトップ校と肩を並べるほど高くなってきました。日本政府が肝いりで世界的に研究上の競争力を持ち得る大学を選んで支援しようという「国際卓越研究大学」のコンペティションが、2023年から2025年まで2度開催され、早稲田は唯一の私立大学として2度挑戦をしました。結果的には選ばれませんでしたが、それでも早稲田大学の改革については、高い評価をいただきました。
この事は、大隈重信が卒業生に贈った言葉と関係しています。大隈は「諸君は必ず失敗する。失敗に落胆しなさるな。」と述べ、失敗を糧にして成功を得るようにと述べています。私は、早稲田が「私学には無謀な挑戦」と言われても、結果がどうあれ己を信じて挑戦したことの意義は大きかったと考えています。これこそが早稲田魂と言えると思います。早稲田は、国際卓越研究大学への挑戦をした結果、それまで構築することが出来なかった25年後、すなわち2050年の早稲田のあるべき姿を示すビジョンを手に入れたと考えています。言い換えれば、早稲田は2025年度に完成させた新たなビジョンを維持して改革を進めていけば、2050年には世界でもトップレベルの大学とみなされるようになると確信しています。
ですから、皆さんは早稲田で学んだことに自信をもって社会に出ていく、もしくは大学院に進学する、留学するなど、新しい道を切り拓いていってください。そして、卒業後も早稲田のことを忘れずに、早稲田と繋がっていてください。
最後に二つお伝えしたいことがあります。一つは、皆さんが学生時代に使ってきたMy Wasedaのメールアドレスを卒業後も早稲田と連絡がつくように、ずっとキープしてください。ご自身が将来転職しても、世界中どこに住んでも、ずっと使おうと考えているプライベート・アドレスに、My Wasedaのメールアドレスを自動転送する設定をしてください。また、早稲田のLINEの公式アカウントを登録してください。そうして、皆さんが、将来、リカレント教育、リスキリング教育を受けたいと思った時、留学したいと思った時などに、早稲田はきっと皆さんが求めている答えを提供できると思います。その時に、My WasedaのメールアドレスやLINEの公式アカウントが役に立ちます。ぜひとも、母校である早稲田大学と一生繋がっていてください。
最後の最後に、私がお伝えしたいことは、皆さんは卒業して社会に出たら、ご自身がやりたいと思う、遣り甲斐があると感じることに力を入れてください。目先の出世とか、損得を考えて、ご自身が興味ないことをやっても、皆さんの力は80パーセントしか出ません。ご自身が面白い、遣り甲斐があると感じることなら、皆さんの力は120パーセントになります。どの時代でも、どの社会でも、120パーセントの力で仕事をする人は、80パーセントで仕事をしている人よりも成功する確率は高いのです。私はこのことを、私のゼミ生が卒業する時に言って来ましたが、今は総長としてすべての早稲田の卒業生にお贈りしたいと思います。
卒業後も、時々は母校に帰ってきてください。その時には、今よりも輝いている早稲田で、今よりも輝いている皆さんとお会いしましょう。
To those graduating students who are still learning Japanese, I want to congratulate you briefly in English. You should be proud of what you have learned at Waseda, as well as trust in your intelligence and ability. With your education, intelligence and ability, may you contribute to human kind as you make your way through the world.
Congratulations on your graduation!
卒業生諸君、本日は、ご卒業、本当におめでとう!
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早稲田大学校友会代表幹事 挨拶
早稲田大学校友会代表幹事 萬代 晃 様
只今ご紹介いただきました早稲田大学校友会代表幹事の萬代でございます。校友会を代表いたしまして、一言お祝いのご挨拶を申し上げます。
さて、本日ご卒業の皆さん、そしてこれまで皆さんを支えて来られたご家族・ご親族の皆様、ご卒業、誠におめでとうございます!!
多くの皆さんが入学された2022年9月は、未だ新型コロナウィルス感染症による社会的影響が残っているときでした。勉学や課外活動を始める学生生活を継続する上で多くのご苦労があったことと思います。そして、本日皆さんは特別な思いで卒業式を迎えられたことでしょう。それ故、校友会の代表として卒業生の皆さんを心からお祝いをするとともに、是非メッセージをお届けしたいという熱い気持ちで一杯です。
さて、皆さんは、卒業と同時に全員の方がもれなく早稲田大学の校友となり、校友会の会員となります。この機会に、早稲田大学校友会について少しご説明をさせていただきます。早稲田大学では卒業生を「校友」と呼びます。そして「校友会」とは早稲田大学卒業生による同窓会組織になります。
早稲田大学校友会は、1885年(明治18年)に誕生しました。早稲田大学の前身である「東京専門学校」が1882年に創設され、1884年に早くも第1回卒業生11名、1885年には67名の卒業生を送り出しました。そして、1885年に校友会が産声をあげました。その後、「東京専門学校」は早稲田大学に改称し、以来、校友会は早稲田大学の歴史に寄り添い、思いを共にしながら、今日に至ります。わずか数十名の校友からはじまった早稲田大学校友会は現在会員数70万人を数え、日本を代表する同窓会組織として発展しました。昨年12月には設立140周年という節目を迎えました。
校友会の活動方針は、母校そして後輩である現役学生に対する支援と、校友相互の人脈づくりや親睦を図ることであります。現在の組織は大学内に本部を置き、田中総長を校友会会長に頂き、約60名の幹事団が中心となって運営しています。母校への支援として毎年2億円から3億円程度を、奨学金を中心とする現役学生への支援のほか各種支援に充当しています。
また、日本全国の地域、年次、職域、海外など約1,400の稲門会が組織され、活発に活動しています。早稲田の誇りはこの70万人の校友のパワーです。企業人・経営者をはじめ、総理大臣から地域の世話役、政治家、官僚、法曹、スポーツ、作家、芸術家、医者、メディア等々、日本はもとより世界中のありとあらゆる分野で校友が活躍しており、社会に貢献しています。このような早稲田の校友の多様性が早稲田の活力であり誇りです。
かつては校友会の組織はともすると男性が中心を占めてきたイメージがありますが、本日ご卒業されるみなさんの顔ぶれが多様性に満ちているのと同じように、近年は校友会組織のあり方も大きく変貌しつつあります。性別、障がい、国籍などの違いにかかわらず、あらゆる校友が安心してここちよく校友会活動ができる場所づくりを目指しております。ダイバーシティの尊重は校友会にとってもっとも重要な価値観のひとつと考えています。
また、本日の卒業式には留学生のみなさんも多いと思います。早稲田大学校友会は皆さんを心から歓迎します。様々な国の卒業生が集う早稲田大学校友会の多様性は私たちの力であり、皆さんの存在は私たちの大きな誇りです。日本でもっとも国際化が進む大学の校友として、皆さんがこれから校友会の一翼を担い、母校と世界をつなぐ架け橋となってくださることを大いに期待しています。異なる文化や視点をもつ皆さんだからこそ、国際社会で大きな力を発揮されることでしょう。どうか母校で培ったたくましい知性としなやかな感性に磨きをかけて、世界のさまざまな場所で活躍し、光輝いてください。
また、これから皆さんが実社会で活躍される中で、人材の宝庫・早稲田大学校友会の組織とネットワークをぜひ活用してください。日本はもとより世界各地、各業界、各卒業年次など様々な稲門会が卒業生の皆さんをお待ちしています。各稲門会の連絡先は校友会のホームページに掲載されていますので、是非、稲門会の扉を叩いて私たちの仲間に加わってください。そして、ゆくゆくは母校の後輩である現役学生たちの力強い応援団としても温かいご支援をいただければと願っております。
私たち校友会は、「心の故郷(ふるさと)、早稲田」とともにあり続けたいと願っています。校友会はあらゆる立場の校友の皆様に広く扉を開いて、参加をお待ちしています。
校友会のキャッチフレーズは「ともに世界へ ともに未来へ」です。卒業生の皆さん、世界へ!未来へ!力強く羽ばたいてください!!卒業5年後に皆さんを大学にご招待するホームカミングデーで再会できることを心から楽しみにしています。
なお、私事となりますが、田中総長と同様に9月20日をもって校友会代表幹事を退任致します。2018年から8年間、卒業生の皆さんを送ってきましたが、今日で最後となりますので特別な思いでいます。
今後もこれまで培った早稲田の絆を大切に、母校および後輩の皆さんへの支援に取り組んでまいりたいと思っています。
あらためて、早稲田大学校友会へようこそ!そしてご卒業おめでとうございます。
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卒業式アルバム
Waseda Live
2026年度9月 早稲田大学 学部卒業式・大学院学位授与式