2018年7月20日(金)、早稲田大学大学総合研究センター主催の標題フォーラムを産学連携の共同事業体であるデジタルキャンパスコンソーシアム(DCC)と共催で開催いたします。
※DCCとは、早稲田大学が「Waseda Vision 150」で掲げる理想(グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築、対話型、問題発見・解決型授業への移行、教育と学修内容の公開など)の実現を目指すために、会員企業との連携のもと、産学共創による教育イノベーションの創出を目指して活動しているコンソーシアムです。
このフォーラムでは、Waseda Vision 150の核心戦略1~4をそれぞれ実現するために設置された、以下の4つの大学総合研究センター設置プロジェクトにおける研究成果を報告いたします。
- 高大接続・入試改革プロジェクト:核心戦略1.入試制度の抜本的改革
- リーダーシップ開発プロジェクト:核心戦略2.グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築
- 統計教材モジュール展開プロジェクト:核心戦略3.教育と学修内容の公開
- 反転授業プロジェクト:核心戦略4.対話型、問題発見・解決型教育への移行
皆様のご参加をお待ちしております。
開催概要
https://www.waseda.jp/inst/ches/news/2018/07/04/1973/
日 時:2018年7月20日(金) 17:00(開場は16:30) ※無料
会 場:早稲田大学 26号館地下多目的講義室
参加申込:申請フォーム https://goo.gl/4QgMX7
※報告会終了後、懇親会を開催しますが、懇親会はDCC会員及び学内教職員のみとさせて頂きます。予めご了承ください。
当日プログラム
17:00 開会あいさつ
17:10 報告①「統計教材モジュール展開プロジェクト」
17:35 報告②「反転授業プロジェクト」
18:00 報告③「リーダーシップ開発プロジェクト」
18:25 報告④「高大接続・入試改革プロジェクト」
18:50 閉会あいさつ
報告①
- 発表者 :堀井俊佑 グローバルエデュケーションセンター 准教授
- タイトル:統計教材モジュール展開プロジェクトの現状と課題
- 発表概要:本プロジェクトの目標は、統計教育に関するオンデマンドコンテンツを、内容に応じて細かなモジュールに分割して公開することで、学生が必要な統計知識を必要な時に学べるようにすることである。2018年度より、実際にCourse N@viを利用して配信を開始したところ、多くの利用申請があり、このような仕組みに対して多くのニーズが有る
ことが明らかとなった。一方で、コンテンツの配信の仕組みについては幾つかの課題があることも明らかとなった。本報告会では、モジュールの有効的活用法や本プロジェクトの今後の課題について述べる。
報告②
- 発表者 :森田裕介 人間科学学術院 准教授
- タイトル:反転授業における効果的なデザインの検討
- 発表概要:Waseda Vision 150の教学戦略のひとつに「対話型、問題発見・解決型授業への移行」が掲げられている。高等教育においてこれまで実施されてきた講義型授業に対して、対話型授業では双方向的でインタラクティブな学び(アクティブラーニング)が求められている。反転授業は、オンデマンド授業によって予習を行い、教場でアクティブに学ぶブレンディッドラーニングの一形態である。議論、プレゼンテーションなどの活動を授業に取り入れることによって、より効果的な学びにつながる。本プロジェクトでは、反転授業のデザインについて検討を行うとともに、有用性について考察を行った。
報告③
- 発表者 :日向野幹也 大学総合研究センター 教授
- タイトル:未定
- 発表概要:昨年度からの計画にもとづき予備的な調査を行ったところ、立教生と同じく、早稲田生の多くも「リーダーシップとはdominanceのことである」と誤解しており、そこから立教生の多くは「だからリーダーシップは自分には縁がない」という結論に飛びつく。他方早稲田生のかなりの部分は同じ誤解から「だから周囲を論破してリーダーシップをとろう」と考える。また「周囲に支援を求めることは負けを認めることだ」と思い込んでますます孤立しがちである。これらの欠点を克服し早稲田生が社会に求められるリーダーシップを身につけるためには、同僚からフィードバックを受けて自分の行動を直す習慣をつけることと、支援を受ける・出すことは何ら勝ち負けとは関係がないことを理解することが必要で、質問会議(アクションラーニング)はこの目的のために最適なツールである。17年度の調査ではこのツールの効果が部分的に実証できた。18年度も引き続き調査中。
報告④
- 発表者 :未定
- タイトル:高大接続・入試改革プロジェクト進捗報告
- 発表概要:高大接続システム改革会議の最終報告において、大学入学者選抜改革の基本的な考え方として、知識だけではない学力の三要素を評価する入試への改革の必要性が提示された。とりわけ社会科(地理歴史科・公民科)については、大学入学者選抜の試験科目として幅広く実施されており、入学者選抜改革においてインパクトの高い科目である。この社会科の入学者選抜試験で「思考力、判断力、表現力」を問うことが可能かについて、調査研究を実施してきた。今夏、高校生を対象にした試行試験を実施するところに来ているが、これまでの検討状況について報告する。
※未定部分は確定次第、以下、大学総合研究センターWEBページで更新いたします。
https://www.waseda.jp/inst/ches/news/2018/07/04/1973/
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◆核心戦略1「入試制度の抜本的改革」
核心戦略2「グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築」
核心戦略3「教育と学修内容の公開」
核心戦略4「対話型、問題発見・解決型教育への移行」
http://www.waseda.jp/keiei/vision150/core/01.html
http://www.waseda.jp/keiei/vision150/core/02.html
http://www.waseda.jp/keiei/vision150/core/03.html
http://www.waseda.jp/keiei/vision150/core/04.html
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◆過去のNewsletterについて
以下のURLより過去のNewsletterを確認できます。
http://www.waseda.jp/keiei/vision150/newsletter/archive.html
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◆発信元・問合せ先
Waseda Vision 150事務局(担当:総長室経営企画課)
[email protected]
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