早稲田大学は創立以来130年余り、学問の府としてたゆまぬ進化を続けてきた。今後も常に自律的に変革し進化する大学となるために、早稲田の特色を活かし、大学の構成員が変わっても改革の持続を可能とする仕組みを構築する。
社会の要請に応えるばかりではなく、時代を先取りし進むべき方向へ先導することも大学の重要な使命である。また、内部評価のみならず、外部評価制度も取り入れ、教育・研究・社会貢献および管理・経営など大学事業と大学の向かう方向を世の中に明らかにすることも重要である。地球と人類の未来を見つめ、社会との関係を常に意識し、多様な知を組織する必要がある。そのためには、教育・研究・大学運営への女性教職員や外国人教職員の参画を推進し、新たな視点と思考の導入も不可欠である。これらを通じて、時代を先導し続ける高等教育機関としてのダイナミズムを保障するガバナンスとコンプライアンスの仕組みを構築する。
また、東日本大震災のような日本全体の危機となる震災や自然災害等に対して、大学として貢献できる仕組みを確立する。