早稲田大学

Core Strategies of Waseda

早稲田の核心戦略

Core Strategy 2

2.グローバルリーダー育成のための教育体系の再構築

既成の専門分野で世界の先端に立つための専門偏重の教育を超えて、国際性と基礎・教養力に裏付けられた専門性によって世界に新しい時代を拓くグローバルリーダーを育成するために、教育体系の柔軟化と全学的な組織化を図る。

目的・目標

早稲田大学の卒業生が世界のリーダーとして、豊かな人類社会の実現に貢献するためには、在学中に専門の力を活かす真の教養力を養う必要がある。本学の教養教育は、いわゆる一般教養科目の羅列ではなく、基礎教育科目、外国語科目、および留学・ボランティアなどの体験科目で構成される全学共通副専攻科目群と各学部での専門科目群の総合によって教授するものである。

基礎教育は、学部で専攻する学問を学ぶためにも、また社会に出て仕事をするためにも必須となる、論理的な思考をし、自らの思考内容を発信できるコミュニケーション能力とITの素養を身につけるための全学基盤教育と、人文科学・社会科学・自然科学のこれまでの成果を学び、学部の専門を超えて、学問とは何かを考える機会を用意する全学共通教育よりなる。専門力の発揮を裏付ける深い洞察力の源である教養を身につける機会を全学生に提供するために、グローバルエデュケーションセンタ等におけるこれらの基礎教育プログラムと外国語教育プログラムの系統化と専門教育との適切な接続を図る。さらに、異文化交流やスポーツ振興を促進するとともに、国際教育プログラムや留学プログラム、ボランティアなどの体験科目を通して、幅広い知識と複眼的視点からの思考を身に付けたグローバルリーダーとなるに相応しい学生を育成する。また、社会経験を基にグローバルリーダーを目指す社会人向けの教育も充実させ、いつでも大学へもどって勉強できる機会を増やす。

このような教育を実現するために、教育プログラムの充実と教育環境の整備を進め、学術院の再編をも視野に入れつつ必要な制度の柔軟化と体制の改革を行う。

改革のポイント

  1. 全学に共通的な早稲田の教養教育の実施体制を確立するために、学部とオープン教育センターの連携や必要に応じて学術院再編を含めた教育組織の再編に取り組む。
  2. 学部・大学院におけるクォーター制の導入と効果的な運用を行う。
  3. すべての学生が、留学、海外フィールドワーク、国際ボランティアなど、海外での学習を経験するための体系を整備する。
  4. グローバルイシューに取り組む次世代のリーダーを育成するために、選抜された優秀な学生を対象とした質の高い教育を行うための戦略的な全学横断型の教育プログラムを設置する。
  5. 全学問分野ごとにルーブリックなどの評価指標サンプルを作成して、「思考、判断、スキル」等の評価基準を明確化する。
  6. 共通科目等におけるコースナンバリングを導入したカリキュラムを体系化する。
  7. 海外拠点や海外協定校との連携による「共同学位プログラム」を進め、早稲田の教育を世界で展開させる。
  8. 社会人教育を充実させ、国内外の経済界、官界等を対象とした教育および生涯教育を充実させる。
    特に、学術院の枠を超えた知的資源ならびに人的ネットワークを活用して個別ニーズに則した展開を図る。

関連するプロジェクト

  • 教育システム改革PJ
  • 人間的力量の増進PJ
  • 奨学金制度設計PJ
  • 海外留学促進PJ
  • 留学生受入促進PJ
  • 教育制度改革PJ
  • 社会人教育プログラムの拡充PJ

【コラム:ルーブリックとコースナンバリング】

  • ルーブリック:「思考、判断、スキル」等の評価基準を明確にして、学修の達成度を判断する基準を示す教育評価法です。
  • コースナンバリング : 授業科目のレベルや内容によって数値で分類し、カリキュラムが体系化され、学生の履修を分かりやすくさせます。

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