早稲田大学は、教旨のもとに積み重ねてきた歴史と伝統を通して、日本社会とその文化に貢献してきた。その積み重ねは、しばしば早稲田らしさ、あるいは早稲田文化と称され、卒業生の、在学生の、教職員の、そして広く早稲田関係者の誇りを形成してきた。早稲田らしさは、早稲田の地で生成・蓄積がなされたが、同時にその精神と活動は、日本の隅々に向けられ、また当初から日本を超えて世界に向かっていた。早稲田文化の強力な推進を通して、新たな文化の創成に寄与し、人類への貢献をなすための戦略とその実現のための方策について考える。このことは、早稲田の誇りの醸成について考えることでもある。
早稲田文化を早稲田の内外、特に、外から見たとき、それは早稲田らしさと結びつく。早稲田らしさが語られるとき、早稲田の関係者は、早稲田への帰属意識と誇りをあらためて感ずることになる。本戦略の目的は、
にある。
目的の実現を通して、新たな文化の創成への寄与をめざす。