Research Theme 研究テーマ
先史時代の社会・文化の解明のため、考古学的研究を基礎に、関連科学や民族考古学の手法も取り入れ、以下の4つの研究テーマをもとに、世界的な視野から考察する。
①パプアニューギニアにおける共同調査、②縄文時代遺跡把握のための地中レーダー探査、③縄文時代遺跡の発掘調査、④早稲田大学所蔵資料の調査研究
Research Director 所長
Member メンバー
- 城倉 正祥 文学学術院文学部教授
- 田畑 幸嗣 文学学術院文化構想学部教授
- 寺崎 秀一郎 文学学術院文化構想学部教授
- 中門 亮太 文学学術院文学部准教授
- 長崎 潤一 文学学術院文学部教授
- 小野 映介 駒澤大学文学部教授
- 坂口 隆
- 根岸 洋 東京大学大学院人文社会系研究科准教授
- 柳澤 清一
- ミアンバ ケネス パプアニューギニア国立博物館(チーフキュレーター)
研究キーワード
縄文時代、縄文社会、パプアニューギニア、民族考古学
研究概要
先史考古学研究所は、10 年以上にわたり、縄文時代の文化と社会の解明を目指して調査研究を継続してきた。とりわけ、パプアニューギニアにおける民族考古学的研究や関連科学の手法を導入することにより、縄文社会の理解に新たな視座を提示してきた。今後は、これまでに蓄積してきた成果を基盤として、以下の研究をさらに発展的に展開するため、研究所の名称を「先史社会・文化研究所」と改めて設置する。
①パプアニューギニアにおける共同調査
パプアニューギニア国立博物館との共同研究体制を構築し、測量・発掘等の考古学的調査を実施する。これにより、考古資料から民族誌に至る社会変化の過程を、より具体的に追求することが可能となる。併せて、これまで行なってきた民族考古学的調査の成果を発展させ、先史時代社会の解明に資する理論構築を目指す。
②縄文時代遺跡把握のための地中レーダー探査
三内丸山遺跡を対象とした地中レーダー探査を実施し、従来想定されてきた集落像と地下反応との関係について検証・考察を行う。本調査により、縄文時代の地下遺構に対するレーダー反応とその解釈を整理し、縄文時代遺跡把握のための方法論の確立を目指す。さらに、この方法論を他の縄文時代遺跡にも適用し、継続的な探査を行う。
③縄文時代の遺跡の発掘調査
長野県坂田坊平尾根遺跡及び天徳寺遺跡を対象として、2026 年より発掘調査を実施する。須坂市及び須坂市教育委員会と連携し、2〜3 年にわたる調査を計画している。各年度において整理作業及び概報を作成し、研究成果の発信を行う。
④早稲田大学所蔵資料の整理・公開
會津八一記念博物館と連携して、早稲田大学所蔵資料の整理・公開を進める。当面は、山内コレクションの草稿・メモ類についての整理・リスト化を継続し、重要度の高い資料から、データベース化の作業を進める。成果については、文化資源データベース上で公開するほか、會津八一記念博物館研究紀要等で発表する。