Research Theme 研究テーマ
Research Director 所長

Member メンバー
- 葛西 順一 早稲田大学名誉教授
- 太田 章 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 奥野 景介 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 倉石 平 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 堀野 博幸 スポーツ科学学術院スポーツ科学部教授
- 李 承玟
Institute of coaching
指導論、コーチング論、体力トレーニング論、
本研究所は、コーチング研究に関して専門的な立場にある早稲田大学スポーツ科学学術院教員で、学術院内コーチングコースに属し、何れも日本コーチング学会に所属する研究者集団である。
また、国内外で活躍する早稲田大学スキー部元監督である鈴木秀道氏が非常勤研究員となっている。現在まで、本プロジェクト研究所の研究テーマに関しては、精力的にかつ強力に推進してきたものの、未だ結論に至ってはいない研究課題もあり、最終年度に向け検討を加え邁進してゆかなければならないものと認識している。
さて、本事業報告書は、プロジェクト研究所研究事業3年経過時点で提出するものであリ、いくつかの研究課題をまとめたものである。
本研究所の研究テーマの一つは、「2020東京オリンピック•パランピック大会」を見据えたものであったが、2020年当初に発生したコロナウィルス感染症拡大の影替を受け、東京オリパラの強化及び支援活動ならびに研究計画そのものも大幅に変更かつ中止になるなど多大な影響を受けた。また、スポーツ界全体の競技会やコーチングに関する研修会・講習会等もほぼ中止となり、2020年度のスポーツ界は停滞かつ低迷状況にあったと言っても過言ではない。漸く2021年度に入り、競技会全般・学会・研究会等の活動が次第に復活してきた。
本研究所は、国内外のスポーツ競技力の向上を図る研究活動を展開するとともに、スポーツ科学の知見を広く一般に普及させ、一般国民の心身の健康に大きく寄与する活動を展開することも視野に入れている。
すなわち、早稲田大学の在学生やOB・OGを含め、国内トップレベルにあるプレーヤーのパフオーマンス情報を多角的、科学的視点から分析し、今後目指すべき、または獲得すべき戦術あるいは技術の研究を進めてきた。
同時に、コーチング研究の一環として、一流の指導者として対応してきた本プロジェクトチームの所員が長年にわたり蓄積してきた貴重な指導体験をもとに、指導者の知識と経験を広く一般のスポーツ指導者あるいは保健体育教員(小・中・高・大)に対して必要な情報を開陳することも求められている。すなわち、現状に即して、講習会、研修会あるいは学会等の場で積極的にこれらの知見の公開を進めることは、現代で求められている社会貢献といえよう。