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2020年、早稲田の挑戦


東京2020大会に向け、さまざまな取り組みを進める早稲田大学。
オリンピック・パラリンピック事業推進担当理事・友添秀則教授が指針と意義を語ります。


学生、スポーツ振興、オリンピック・パラリンピック事業推進担当理事
スポーツ科学学術院教授
友添秀則

専門領域は、スポーツ教育学、スポーツ倫理学、体育科教育学。スポーツ庁スポーツ審議会副会長、日本スポーツ教育学会会長、日本体育科学教育学会会長、一般社団法人大学スポーツ協会理事、日本オリンピック委員会常務理事。

100年にわたる歴史があるオリンピックと早稲田大学

早稲田大学とオリンピックとのかかわりは、100年前にさかのぼります。1920年にベルギーのアントワープで行われた第7回大会に、早くも三浦弥平選手がマラソンに出場しています。初めてのメダリストは、1928年の第9回アムステルダム大会の織田幹雄選手。三段跳びで日本人として初の金メダルに輝きました。同大会では、水泳の800mリレーで、高石勝男、新井信男、米山弘の3選手が銀メダルを獲得。高石選手は100m自由形でも銅メダルを獲得しています。
1964年に開催された東京オリンピックでは、当時、競走部員だった坂井義則氏が聖火リレー最終走者を務め、戸山キャンパスの記念会堂は、フェンシングの競技会場になりました。
これまでの夏季、冬季のオリンピックで、早稲田大学の学生と卒業生が獲得したメダルは金15、銀22、銅21。パラリンピックでは同じく金7、銀8、銅12のメダルを得ています。来年の東京2020大会では競泳やセーリング、陸上などの種目で、パラリンピックも競泳やフェンシング、卓球などで、多くの学生や卒業生の活躍が期待されています。

多様な交流の成果と経験をレガシーとして生かすには

本学にとって、東京2020大会は、学生や卒業生の活躍を期待する大会であると同時に、学生たちが世界に目を向け、国内外の多様な人とつながることができる重要な機会です。そこで、学生のボランティア活動の推進をはじめ、オリンピック・パラリンピックに関連した科目の設置など、さまざまな取り組みを展開しています。
所沢キャンパスでは、イタリアのオリンピック代表チームが事前キャンプを行うことになっていて、250人から300人の学生ボランティアが、その手助けを行う予定です。パラリンピックでは、トルコのブラインドサッカーチームが、本庄キャンパスを利用して事前キャンプを行う計画も進められています。
また、学生ボランティアが中心になっている学生オリパラプロジェクト「ViVaseda」では、イベント、広報、ボランティアコーディネートの3部門に分かれ、ボランティア活動への参加の呼びかけや、東京2020大会に向けた機運醸成、競技に関する情報の提供などを行っています。今回の稲門祭では、フェンシングのトップレベルの選手の動きをバーチャルリアリティで体感できるスポーツ体験イベントや、オリジナル応援動画の上映などを実施する予定です。
オリンピック・パラリンピックに関する教育では、本学に「パラリンピック概論」を設置しているほか、オリンピック・パラリンピックの教育プログラムやカリキュラム、映像などの学習資料や教材をウェブサイトで公開し、全国の小中高校で活用できるようにしています。
東京2020大会まであと1年を切りました。7月にはイタリアの競泳や競歩の選手が所沢キャンパスなどで合宿を行いました。各国のアスリートたちは着々と準備を進めています。私たちも、しっかりと準備して本番を迎えたいと考えています。
そして東京2020大会で得られる多様な交流の成果、貴重な経験を、レガシーとしてその後の大学教育に生かし、発展させることが私たちには求められており、何よりも重要と考えています。

ワセダで体感する 2020

栄光のシーンや貴重な品々をたどる

早稲田スポーツミュージアム

2019年3月20日、早稲田アリーナ3階に新しく「早稲田スポーツミュージアム」がオープンしました。本学のスポーツにおける長い歴史を飾ってきた栄光のシーンや象徴的なエピソードなどを通じて、早稲田らしさと誇りを体感していただける展示施設です。体育各部が定期的に入れ替わり実際に競技で使用した貴重なユニフォームなどを展示するほか、写真や映像コンテンツを豊富に配置しています。一般の方にも開放され、入館料は無料です。

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