Advanced Collaborative Research Organization for Smart Society (ACROSS)早稲田大学 スマート社会技術融合研究機構

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林機構長が国際会議CIGREパリ大会のテクニカルセッションにおいてスペシャルレポータを務めました。

林泰弘 機構長が、8月21日~26日にパリで開催された第46回 国際会議CIGRE*1) において、Study Committee(SC)-C6 「配電系統と分散電源(Distribution systems and Dispersed Generation)」Technical session のSpecial Reporterを務めました。

 

Technical sessionには約150名が参加し,SC委員長B. Buchholz氏(ABB)の総括説明に続き、3つの優先課題(Preferential Subject)*2)の討論が行われました。このSessionでは39編の論文(日本2編)が提出され、これらに関する19の質問に対して47件(日本12件)のコントリビューションがあり、活発な議論が行われました。

優先課題(PS)2:「都市部のネットワークのためのエネルギーインフラ」には早稲田大学 先進グリッド技術研究所 吉永氏の提出した「Demonstrations of Communication Standards for Automated Demand Response and Smart Grid」を含む9編の論文が採択され、この課題のSpecial Reporterである林機構長からの事前質問6件に対して13件のコントリビューションが行われました。特に、再生可能エネルギーや電気自動車導入時の配電系統と電力消費者の相互連携の重要性が主要テーマとなっており、先行するスマートシティの事例やレマンドレスポンスの実証事業、およびスマートメータを活用した配電系統の状態推定などのコントリビューションが主体的に行われ、関心の高さが伺われました。日本からは「ネガワット実証(早稲田大学)」を含む9件のコントリビューションが行われ、活発な議論が行われました。

 

*1) CIGRE: Conseil International des Grands Reseaux Electriques: International Council on Large Electric Systems

(国際大電力システム会議)

・民間の非営利団体で、1921年にフランスのJean T.Laspiere氏により設立

・1906年にIECが設立されたが、日進月歩の送変電技術について技術的問題検討のためにIECから独立してCIGREが作られた

・IECが電気に関する標準を定めるところであるのに対し、CIGREは多様性に富んだ送変電に関する技術問題を討議する組織

・CIGREウェブサイト http://www.cigre.org/

・日本CIGRE国内委員会ウェブサイト  http://www.cigre.jp/

・CIGRE 2016 Paris Session ウェブサイト http://www.cigre.org/Events/Session/2016-CIGRE-Session

 

*2) 優先課題(PS)1:「配電ネットワークをグレードアップするための統合された計画と活動」

優先課題(PS)2:「都市部のネットワークのためのエネルギーインフラ」

優先課題(PS)3:「マイクログリッドとオフグリッドのハイブリッド・システム」

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