ACROSSでは2020年度から「超分散5Gridsデジタル社会研究会」を設置し、電力網、ガス網、通信網、水道網、交通網の5Gridsをベースとした、データ収集・分析・制御の在り方に関する技術面・制度面の研究を行っています。人が創出する多種多様なデータを収集・統合し、AI分析を駆使した情報の利活用により、社会活動・市民生活の利便性・安全性の向上に貢献すること、都市インフラ・公共交通の最適化や企業における事業革新など、自治体の政策や経済の活性化を支援すること、さらに、これらの視点から、来るべき「脱炭素・超分散・デジタル社会」の実現に資する研究に取り組むことを目的としています。
これまで、フィールドの情報を収集する装置としての双方向ゲートウェイ、各種情報を管理・分析する統合プラットフォームを技術面のコアとしながら、そこで実現されるサービスなどの検討や議論を行ってきました。2022年度からは、技術実証と社会実装に向けた活動を中心に展開を図っています。
座長:丹 康雄(北陸先端科学技術大学院大学情報科学研究科 教授)