- 研究番号:
- 研究分野:
- 研究種別:研究重点教員研究
- 研究期間:2024年04月〜2029年03月
代表研究者

井上 昭雄 教授(任期付)
INOUE Akio Professor(without tenure)
先進理工学部 物理学科
Department of Physics
URL:https://w-rdb.waseda.jp/html/100001814_ja.html
研究概要
宇宙の基本構成要素である銀河が、どのように誕生し、どのように進化し、現在私たちが棲む銀河系のようになるかを解明する学問分野―銀河形成進化論―は、現代の宇宙物理学・天文学のフロンティアの一つとなっている。特に、宇宙年齢10億年未満の時代の銀河探査は、宇宙で最初の銀河―初代銀河―の形成に関する直接的な観測データを提供する意義がある。また、初代銀河の形成と並行して起こった超巨大ブラックホールの形成と、それらの銀河進化への影響を理解することも重要な課題となっている。本研究では、(1) JWST、(2)アルマ望遠鏡、(3)すばる望遠鏡など(他の大型可視近赤外線望遠鏡を含む)、(4) 欧州のEuclid衛星と米国のRoman衛星を駆使した遠方銀河の観測研究を行なう。さらに、(5)日本の次世代宇宙望遠鏡計画GREX-PLUSを推進する。これらの研究により、銀河形成進化論の包括的理解を目指す。