- 研究番号:22P56
- 研究分野:science
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2022年10月〜2024年03月
代表研究者

野田 優 教授
NODA Suguru Professor
先進理工学部 応用化学科
Department of Applied Chemistry
URL:http://www.f.waseda.jp/noda/index-j.html
研究概要
ナノテクノロジーは広範な技術革新が可能と2000年頃から期待され、素晴らしい材料・デバイスが実験室規模で沢山生み出されてきた。反面、実用は未だ限定的で、実用的な規模とコストでの製造が本格的実用化の鍵となる。化学工学は生産の工学だが、ナノ材料に関しては微細構造制御とスケールアップの両立に必ずしも成功していない。本プロジェクト研究では、その両立を目指し実用プロセス開発を推進、再生可能エネルギーの利活用とカーボンニュートラルの推進への貢献を目指す。特に、カーボンナノチューブ(CNT)を対象に、蓄電デバイス、薄膜デバイス、電子デバイスに向け、長尺CNTの流動層大量合成、高結晶性CNTの気相連続合成、デバイス基板上へのCNT構造体合成と、自在に合成する。これら材料・デバイスの製造とリサイクルに伴うエネルギー消費と環境影響をライフアセスメント(LCA)で評価し、研究開発にフィードバックする。技術の開発と評価を両輪で進め、産学協働により技術移転をシームレスに推進する。