Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

インフォマティクスと融合させた高精度・高効率な相対論的量子化学理論の開発

Development of accurate and efficient relativistic quantum-chemical theory combined with informatics
  • 研究番号:17C06
  • 研究分野:science
  • 研究種別:奨励研究
  • 研究期間:2017年04月〜2018年03月

代表研究者

清野 淳司 理工研が募集する次席研究員
SEINO Junji Researcher

理工学研究所 中井 浩巳研究室
Research Institute for Science and Engineering

研究概要

これまで量子化学の多くの場面で、データに潜む規則性・法則性を利用した高精度化・高速化が実現されてきた。例えば我々は、有機化合物に対して、非相対論的波動関数理論における高精度な手法および完全基底関数極限のエネルギーを推定する手法を開発した。また、電子密度の汎関数のみを用いて波動方程式と同等の形に変換して解く密度汎関数理論では、汎関数を構築する際に幾つかの化合物に対する分子物性を再現するようにパラメータ決定がされてきた。

本研究では相対論的量子化学とインフォマティクスを融合し、高精度化・高速化を達成することで、任意の元素を含んだ化合物のための、より実用性の高い量子化学計算手法とすることを目的とする。これにより実社会で求められるメソスケール領域まで踏み入れることができる相対論的量子化学計算を実現させる。さらに開発する手法が導入された、独自の相対論的量子化学計算プログラムRAQETを用いて、本プロジェクト内での企業と共同研究を通して、材料設計・開発が加速されることを示す。最終的には産業界に根付かせることを目標とする。

年次報告

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