アニメ作品中の「動き」情報の抽出及び定量化

アニメ作品中の「動き」情報の抽出及び定量化
Posted
2020年5月19日(火)
  • 研究番号:17C11
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:奨励研究
  • 研究期間:2017年04月〜2018年03月

代表研究者

福里 司 理工研が募集する次席研究員
FUKUSATO Tsukasa Researcher

理工学研究所 森島 繁生研究室
Research Institute for Science and Engineering

研究概要

近年,デジタル映像の市場は拡大の一途をたどっている.しかし,これらの映像作品は専門スキルを持つデザイナによる膨大な手作業が主体であり,デザイナの人数不足や労働環境によってクオリティが低下していることが問題として挙げられる.そこで,物理方程式を用いて効率的かつ高品質の作品を制作する技術が注目されている.しかしながら,物理方程式はあくまでも「一つの解」を導き出す手法に過ぎず,デザイナが手掛けるような複雑かつ,物理的には必ずしも正しくない作品の制作は不向きである.もし専門的なスキルを用いず,直観的な操作のみでデジタル作品を制作できる基盤技術があれば,絵画などのアート作品やアニメーションの分野が飛躍的に向上すると考えられる.そこで本研究では,申請者がこれまでに開発したシステムを応用・発展することを目標とする.具体的には,「直観的な操作による3Dモデルの生成技術」「既存の動画作品を用いたデータ駆動のアニメーション生成技術」を目指す.

年次報告