- 研究番号:18P10
- 研究分野:technology
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2018年04月〜2021年03月
代表研究者

宮下 朋之 教授
MIYASHITA Tomoyuki Professor
創造理工学部 総合機械工学科
Department of Modern Mechanical Engineering
URL:https://w-rdb.waseda.jp/html/100000612_ja.html
研究概要
本プロジェクト研究は,多様なロボットのインタフェース設計に関する基盤・共通技術,相違点などを明らかにし,国際的な学問として体系化することが目的である.これまでのインタフェース設計開発は,ロボット工学,人間工学,システム・デザイン工学などの多岐に渡り,計測機器の高分解能化や,フィードバックの高精度化,軽量化が求められ,各要素技術において目覚ましい成果を発揮してきた.それらの技術はロボット操作の作業精度などのオプションとして評価されがちであるが,人がどのように動かせば操作しやすいのかといった研究は非明示的なノウハウの集合によって行われてきたが,現代では多様化するロボットへの世界的なニーズに対して,人間とロボットの間に位置するインタフェースを体系的に学問としてまとめるフェーズに到達している.特にインタフェース開発事業は,前近代のようにロボットありきでの開発だけではなく,ロボット自体が使われるかどうかを決めうる重要な位置付けが求められており,体系化された学問としての昇華が世界的な課題となっている.今こそ本学が中心となり,「人体に基づいた知的インタフェース(IF)学」を創設し,知の伝承スタイルの確立を目指す.