- 研究番号:16P51
- 研究分野:environment
- 研究種別:プロジェクト研究
- 研究期間:2016年10月〜2018年09月
代表研究者
齋藤 潔 教授
SAITO Kiyoshi Professor
基幹理工学部 機械科学・航空学科
Department of Applied Mechanics and Aerospace Engineering
研究概要
ヒートポンプ技術は,すでにエアコン,冷蔵庫,給湯機をはじめとして多様な分野で活用されている.これは,ヒートポンプ技術が,再生可能エネルギーである空気熱を有効活用した優れた省エネルギー機器であることによる.
これにより,国際エネルギー機関IEAにおいては,二酸化炭素排出量削減を実現する17の重要技術の一つに選定されている.我が国においても,2030年 までに2013年度比で二酸化炭素排出量26%低減する非常に厳しい数値目標が設定されたが,引き続きヒートポンプ技術は,最重要技術の一つとみなされて いることは変わりない.
このヒートポンプのさらなる高性能化,利用拡大を実現するためには,より環境負荷の少ない冷媒の選定・新規開発,熱 交換器,圧縮機をはじめとする関連要素の更なる高性能化が必要である.また,システム単体としての高性能化だけではなく,熱源側,利用側への太陽熱,未利 用エネルギー,工場排熱等の利用も含めたトータルシステムとしての高性能化も求められている.