Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

プロジェクト研究

機械操作者のプランニング技能の定量化に関する研究(4期目)

Research on Quantification of Planning Skill for Machine Operators
  • 研究番号:17C03
  • 研究分野:technology
  • 研究種別:奨励研究
  • 研究期間:2017年04月〜2018年03月

代表研究者

亀崎 允啓 理工研が募集する次席研究員
KAMEZAKI Mitsuhiro Researcher

理工学研究所 菅野 重樹研究室
Research Institute for Science and Engineering

研究概要

操作型機械を操作して作業を効率的かつ安全に行うためには,機械を思い通りに操作できる「操作技能」だけでなく,安全な操作手順や効率的な操作内容を決定できる「プランニング技能」が重要になる.プランニング技能とは,一般的には,「目的のために,物事をどのような順序で行えば良いかを決めるための技能(段取り力)」であり,本研究課題においては,「効率的な手順や操作の際に意識する内容を導出する思考に関する技能」と捉えられる.「プランニング」は,先を予測することによって導出された選択肢を評価して,より良い選択をする行為であることから,プランニングの質に応じて作業のパフォーマンスは大きく左右されることが予想される.例えば,アームを有する作業機械を操作して,ある作業空間に散らばった物体を所定の位置に収納するというタスクを行う場合,物体や収納スペースの位置,自身の大きさなどを考慮していなければ,先に収納した物体が邪魔になってアームが届かず,再度運びなおすといった工数の増加(つまり,効率の低下)を招いてしまう.これまでに,プランニングというキーワードのもと,自動機械におけるスケジューリングや,ロボットアームの軌道計画などの研究が行われているが,操作型機械における操作者のプランニング技能を定量的に評価する枠組みに関する提案はほとんど存在しないのが現状である.そこで本研究では,プランニング技能を定量化するための基礎研究として,プランニング技能の構成要素である「操作手順」と「操作意識」に着目し,プランニング技能の特徴量抽出に必要な実験系の設定方法の提案,および機械操作者に共通した基本特徴量の抽出を行う.

年次報告

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fsci/wise/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる