【開催報告】2025年12月13日「早稲田大学・東京都市大学 共同原子力専攻第20回未来エネルギーフォーラム・シンポジウム～軽水炉の未来とそれを実現する革新技術～」について

研究代表者は理工総研で実施するプロジェクトを通じ、次世代の軽水炉の概念設計と安全解析研究に取り組んでいる。本シンポジウムは研究代表者と共同原子力専攻の主催により、軽水炉の未来とそれを実現する革新技術をテーマに、我が国の原子力政策と技術開発を担う専門家らの講演を通じて、原子力の意義と課題を広く一般に発信することを目的とした。

開会の挨拶では、後藤 春彦先生（早稲田大学副総長）、野城　智也（東京都市大学学長）先生、戸川　望（早稲田大学理工学術院長）先生より、京都市大学・早稲田大学・共同原子力専攻の開設（2010年４月）経緯や意義、原子力の必要性や、人材育成の重要性等が紹介された。

基調講演では上坂　充（内閣府原子力委員会委員長）先生から原子力の未来とそれを実現する革新技術・人材育成への期待が紹介された。また、大井川　宏之（日本原子力研究開発機構　上級執行役（最高研究開発責任者））様から日本原子力研究開発機構の果たすべき役割、瀧桐　基皓（資源エネルギー庁　電力・ガス事業部　原子力政策課　課長補佐）様から原子力活用の今と未来への歩みが紹介された。

技術報告は「軽水炉の未来と革新技術」をテーマに、松永 圭司（東芝エネルギーシステムズ　原子力技師長）様、神﨑　寛（三菱重工　原子力セグメント長代理）様、松浦　正義（日立GEベルノバニュークリアエナジー 主管技師長）様、姉川　尚史（Advanced Float　Founder & CEO）様から最新の研究や技術開発の状況が紹介された。