【開催報告】2025年11月13日～11月15日「第11回環境地盤工学と資源循環に関する国際ジョイントセミナー」について

11th Joint Seminar on Geoenvironmental Engineering and Recycling(GER2025)は，毎年，早稲田大学（小峯秀雄教授），ソウル国立大学（Junboum Park教授），北海道大学（五十嵐敏文名誉教授），太原理工大学（Zhang Xidong准教授），チュラロンコン大学（Theerayut Phengsaart准教授），東南大学（Ningjun Jiang教授）の環境地盤工学および資源循環工学の研究室間で行われる国際ワークショップである．第11回目の今回は，第5回以来の早稲田大学がホスト大学として開催した．本国際ワークショップでは，アジア地域における放射性廃棄物処分，鉱山廃水，副産物有効利用，地球温暖化・気候変動，ネイチャーポジティブなどで共通する地盤環境問題を学術的に議論することを目的としている．

11/13木曜日に，IceBreak Welcome Receptionを行い，各国の交流を開始し，翌日の11/14金曜日にワークショップを開催した．今回は，Keynote lectureに，早稲田大学客員教授/鹿島建設の川端淳一先生と太原理工大学のZhang Xidong准教授をお迎えした．引き続き，6大学で選ばれた代表発表者（Representative Presenter）から，最新の研究成果の発表と討議が活発に行われた．さらに，Round Table Discussionと称して，参加者全員を15グループに分けて，参加者全員参加によるIntroduction Paperを活用した各自の最新の研究内容を紹介し合い，次世代の研究テーマについてのブレーンストーミングを実施した．11/15金曜日は，鹿島建設の品川駅およびその周辺地域の再開発工事関連の建設現場を視察し，環境地盤工学を含む最新の情報を収集した．以上の活動を通じて表記関連研究課題の最新学術情報の交換と，理工総研の当該成果を広く周知することができた．