Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

News

News

【開催報告】2025年8月19日~8月20日「第17回 日本放射光学会 若手研究会<材料研究 × イメージング:基礎から融合研究へのステップアップ>」について

近年、X線、陽電子、中性子、ミュオン、電子などの量子ビームや多様なプローブを用いた材料研究において、イメージング技術の高度化とその応用の広がりが急速に進展しており、イメージングの原理や測定技術の基礎から、実際の材料研究への応用事例に至るまでを共有することで、分野横断的な議論を通じて互いの研究視野を広げることを狙いとして研究会を開催した。

初日の最初のセッションでは、チュートリアル講演として各プローブを用いた実験技術について基礎的な手法解説から具体的な実験装置、実際の実験例などを丁寧に説明いただき、続いて若手セッションとして実際にこれらのプローブを用いて研究を行っている大学院生に発表いただいた。また、内閣府科学技術・イノベーション推進事務局の担当者から「第7期科学技術・イノベーション基本計画の検討状況」について説明をいただき、今後の日本の科学技術の推進と国際的な牽引のためには、というテーマで意見交換会を行った。2日目には、各種プローブを用いた最先端研究について、専門とする先生方から紹介いただいたほか、高エネルギー加速器研究機構ツアーとして、放射光施設とクライオ電子顕微鏡施設の見学の機会を設けた。

本研究会の出席者からは、それぞれの量子ビームの特徴がよく理解できた、これまで利用してこなかったがこれを機にマルチビームでの研究を検討したい、などの意見をいただき、本研究会の目的であった「参加者が各種プローブのイメージング能力とその適用可能性を再認識し、自身の研究に新たなアプローチを取り入れるきっかけを得るとともに、分野を越えた融合と連携の促進につなげる」良い機会となったと考える。

Dates
  • 0819

    TUE
    2025

    0820

    WED
    2025

Tags
Posted

Wed, 17 Sep 2025

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/fsci/wise/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる