Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

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アーリーバードメンバー李家隆さん(基幹理工学研究科 情報理工・情報通信専攻ー鷲崎研究室)が国際学会で受賞

アーリーバードメンバー李家隆さん(基幹理工学研究科 情報理工・情報通信専攻ー鷲崎研究室)の共著した論文が国際学会でBest Paper Award「最優秀論文賞」を受賞しました。

李家隆さんより受賞のコメントをいただきました:

「李自身はこれまで、グラフ理論を理論的な視点から研究してきました。その視点から、当初この論文には技術的な新規性と価値はそれほどないと考えていました。しかし今回は、「大衆消費電化製品」といった実用的なテーマを扱う国際会議で受賞したことに、著者自身も意外に感じました。今回の経験を通じて、1つの研究についても異なる分野から多角的な視点で評価が可能であることを改めて実感しました。」

– 論文タイトル:MLPP-DCS: Machine Learning-based Performance Prediction for Discrete Controller Synthesis

– 著者:Takumi Ikeda, Takanori Hirano, Takuto Yamauchi, Jialong Li, Kenji Tei

– 国際学会:IEEE/IEIE 9th International Conference On Consumer Electronics (ICCE) Asia

– 受賞内容:Best Paper Award(Bronze Prize)査読を経て採択された259本の論文から、Bronzeが3つ、Silverが2つ、Goldが1つ選出されました。

– 研究内容の紹介:「グラフ理論の問題」をグラフ理論そのもので解こうとすると、膨大な計算コストが発生する可能性があります。そこで、本研究では問題を解く前に「解くための計算コスト」を機械学習で予測する手法を提案しています。この予測結果(グラフ理論を用いて高精度な解を得るために必要なコスト)は、エンジニアがシステム設計を行う際の意思決定(例:精度良いがコストのかかるグラフ理論のアルゴリズムを使うか、それとも別の精度が悪いがコストの低いアルゴリズムを使うか)のエビデンスとして活用できます。

 

李家隆さん、おめでとうございます!
そしてアーリーバードメンバーとしての活動にも期待しております。

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