理工学術院総合研究所(理工総研)の若手研究者育成・支援プログラム『アーリーバード』は6月23日(金)に第1回定例会を行い、今年度の幹事や前期活動について話し合いました。そして7月4日(火)から毎週、4回にかけて自己紹介を行い、メンバー間の交流を始めました。2022年度の対面での活動復活に引き続き、2023年度も対面中心での活動を行なっています。メンバーが集う中での自己紹介はどのように展開したのでしょうか。
幹事の綱島さんがレポートします。
自己紹介
昨年度はペアを組んで,ペア同士相手の紹介をする他己紹介を行いました.他己紹介は,自分が知れなかった一面を知ることができるという利点がありました.
今年度は,アーリーバードの異分野の研究者が集うという性質を最大限利用するために,研究をより深く理解してもらえる自己紹介の形式を取りました.また,あえてフォーマットは用意せず,発表の多様性を上げて面白いコンテンツが生まれることにも期待しました.重点的に研究理解を深めつつも,趣味や経歴など発表者自身の個性が色濃く出た発表になったのではないかと思います.
自己紹介を振り返って,後期の活動について
自己紹介は,我々が期待した通り発表者それぞれで大きく異なった形式になっており,重点的に研究理解を深めつつも,趣味や経歴など発表者自身の個性を色濃く出す,ということが成し遂げられました.研究内容は機械学習,生物学,獣医学など,多岐に渡った発表が行われ,異分野の研究者からは該当分野に無い視点などから活発な質疑応答になりました.また,趣味についても非常に多様であり,旅行,酒,楽器,アニメ,ゲームなどを始め,様々なトピックについて飛び交い,こちらも活発な質疑応答が行われていました.面白いことに,趣味については同研究室の学生同士でお互いが知らない趣味について発表するという場面も見られ,大成功に終わりました.
続いて,後期の活動についてです.昨年度は共同研究が行われていましたが,今年度は招待講演を中心として,申請書や研究に関する一般的な知識を得たり,領域横断的な知識をつけていこうと考えています.招待講演は,アーリーバード採択者がこれから研究の世界に羽ばたくための知識の吸収のためだけでなく,招待講演者やアーリーバード採択者同士での交流の機会でもあり,研究者として重要な人的ネットワークの構築の役割も担っています.
さて,以上のように,自己紹介によって各メンバー同士の交流が促され,後期の活動のためのスタートダッシュとしてとてもよい結果であったと思います.この勢いのまま,13期アーリーバード採択者の我々は後期の活動も活発に取り組んでいきます.
文責:先進理工学研究科 物理学及応用物理学専攻 森島研究室 博士後期課程4年 綱島秀樹