Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

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【開催報告】2021年10月22日「第12回先端化学知の社会実装コロキウム『脱炭素社会におけるカーボンプライシングの活用法』『Hybrid materials based on colloidal association of inorganic and organic phases showing functional properties』」について

最初に有村俊秀氏に、「脱炭素社会におけるカーボンプライシングの活用法」の演題で講演を頂いた。「カーボンプライシングで火力を市場から追い出すと、再エネも系統接続できなくならないか?」「公共部門は利益を追求していないので、カーボンプライスは機能しないのでは?」「カーボンプライシングは逆進性となり、貧乏人に厳しくならないか?」「国境税では国内価格が上がるだけ?」「kWhベースの非化石証書でRE100を達成しても同時同量を考慮していないので、カーボンニュートラルは達成できないのでは?」「経団連がカーボンプライシング議論容認に転じた理由は?」「クレジット市場を活性化させるインセンティブは何か?」「炭素税導入して、その税金は具体的にどこに回す?」「排出権取引や炭素税、クレジットなどの対応はすべてやっていく?混乱しない?」「クレジットによるオフセットは削減が難しいものに限る動きもあるが、社会コストを下げるには最大限活用すべきでは?」「東京や埼玉の成功が、他の自治体に普及する兆候は?」「日本では明示的なカーボンプライシングは温対税のみだが、エネルギー諸税や自動車諸税を明示的にするなど抜本的な税制改革が必要では?」「キャップの決め方の方向性は?」「炭素税で雇用がCO2排出量の低い業種に移動した話は、海外にCO2排出を押し付けているのでは?」「京産大の武田先生の経済モデルでは、どのようなシミュレーションが可能?」など、多数の質問がなされ、活発な質疑が行われた。続けて、当研究所の准教授より「Hybrid materials based on colloidal association of inorganic and organic phases showing functional properties」の発表がなされ、環境技術への吸着材としての適用や再利用可能性などについて、質疑が行われた。

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