Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

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【開催報告】2020年6月29日~2020年7月3日・8月31日「第33回 ECOS 2020」について

ECOS 2020, 33rd International Conference on Efficiency, Cost, Optimization, Simulation and Environmental Impact of Energy Systemsは,毎年欧州を中心に開催されるエネルギーシステムの最適化に係わる研究者が一同に集まる国際会議で,日本での開催は,1998年東京大会以来の開催となる.
ECOS 2020コロナ禍の影響で,オンサイトでの開催はできなかったが,通常よりも時間を掛けてプロシーディングスの査読を実施し,質の高いペーパーが集まった.昨今は,12ページのフルペーパーを求めない国際会議が多くなったにもかかわらず,多くのジャーナルペーパー水準の原稿が集まった.
概要383本の投稿が48カ国から集まり,213本が採択された.オンライン版のプロシーディングスは,6/29に第一版を,そして,7/15に第二版(最終版)が発行された.第二版をもとに,オンデマンド印刷可能な版が用意され,( http://www.proceedings.com/55242.html )オンラインで注文・入手可能となった.この後,来年度以降のオンライン開催を見据えて,virtual conference toolのテストをボランティアとScientific committeeの協力のもと,8/31日本時間21時から23時までzoom meeting 上で開催した.また,Conference Management Systemで新規開発中のオンライン会議システムの機能や,on-demandビデオのストリーミングサービスの利用による発表時間の短縮可否,そして,テキストベースのSlackなどのコミュニケーションツールの有効性などを確認した.優秀な原稿の,ジャーナル論文(3誌)の特集号を選定し現在は,投稿準備が完了した.数ヶ月後の特別号発行を3誌併行で目指している.

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