Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

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【開催報告】2019年12月18日「第6回先端化学知の社会実装コロキウム」について

最初に、アイシーラボの室井高城氏より「動き始めたCO2削減技術」の演題で、再エネを用いたCO2の分離回収・資源化技術の世界動向をご講演頂いた。世界では再生可能電力の低コスト化が急速に進み、3円/kWhを下回るようになっている。この低コストな電力を用い、水電解による水素製造とガスラインへの添加・活用が実際に始まり、さらには再エネ水素による回収CO2の還元と利活用や、大気中のCO2の直接回収まで各種プロジェクトが進んでいる。一方で我が国は未だに石炭を利用しており、石炭から脱却し再エネ導入を加速し、余剰再エネ電力を活用する展開を急ぐ必要があるとのメッセージを頂いた。
続いて山形大学・准教授の松田圭悟氏より「分離膜を用いた省エネルギー型CO2分離プロセスの設計」の演題で、CO2分離にかかるエネルギー・環境・経済コストの定量評価をご講演頂いた。主流の吸収法と比べ膜分離は省エネルギーで設備がコンパクトになる利点があるものの、技術が立ち遅れており、そのエネルギー消費、CO2削減効果、コストの定量評価も不十分である。松田氏は石炭火力からのCO2回収プロセスの定量評価を吸収法と膜分離に対して行い、膜分離のボトルネックと膜分離が優位になる条件を説明頂いた。
これらの講演を踏まえ、温暖化対策および再エネ利用拡大に向け我が国が目指すべき方向と化学の貢献のあり方を議論した。

 

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