Waseda Research Institute for Science and Engineering早稲田大学 理工学術院総合研究所

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【開催報告】2019年12月4日「第20回1ビット研究会」について

今回は、20回目の記念の会であった。1件の特別講演と4件の発表がなされた。まず、大石耕史(株式会社コルグ 執行役員/技術開発部 部長)により、「1ビットオーディオのターニングポイント」と題し特別講演が行われた。1ビットオーディオコンソーシアム設立から約20年が経ち大きく様変わりした1ビット音源の制作方法や鑑賞方法について、過去20年の技術の進化を振り返るとともに、今後の可能性について、未公開技術を交えて紹介がなされた。その後、山﨑芳男 (早稲田大学 名誉教授)により「二・二六事件の電話を傍受した線速度一定録音盤の再生」と題して、NHKから依頼のあった二・二六事件の電話を傍受した線速度一定録音盤の読み取りについて発表がなされた。続いて、宮司正之 (オーディオ研究開発、研究所「38空間」代表)により「 MEMSマイクを使ったカートリッジの開発」と題して、振動検出にMEMSマイクを使用したフォノカートリッジの開発に関して発表がなされた。開発されたカートリッジの構造と性能データが紹介され、レコード再生の試聴が行われた。ここで休憩とフリータイムを挟み、休憩後は、黒澤 拓 (株式会社ソニー・ミュージックエンタテインメント)によりストリーミング音楽配信「mora qualitas」に関する発表がなされ、最後に池田雄介、黒川翔瑠(東京電機大学)により「高速1bit信号を用いた動的局所音場合成システムの試み」と題して、大規模スピーカアレイの独立制御のために高速1bit信号を使用し、動的に局所音場を合成するシステムの紹介がなされた。今回も100名を超える多くの参加者があり、非常に活発な質問、幅広い内容が議論された研究会であった。

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