目的
人類に課せられた地球規模の様々な課題の解決と持続可能な社会の実現に向けて、環境と調和したモノつくり技術やエネルギー・資源の利用技術における革新が求められている。そのためには、新たな知の結集から地球再生の道を探り、それを具体的な行動として実践することが重要である。
政府は第5期科学技術基本計画において、人々に豊かさをもたらす「超スマート社会(Society 5.0)」を未来社会の姿とし、IoTやAIなどのサイバー空間と現実社会であるフィジカル空間を高度に融合させる取り組みを推進することでその実現を目指そうとしている。一方、生物資源とバイオテクノロジーを用いて地球規模の課題の解決と経済発展の共存を目指すOECDの「バイオエコノミー」と国連が掲げる持続可能な開発目標「SDGs」は、重要な技術開発指針となっている。
WERS開設の記念イベントとなる本シンポジウムでは、“バイオエコノミーとSDGs”を機軸として、活発な議論と意見交換を行い、日本版バイオエコノミーのあるべき姿とSDGs達成に向けた推進目標を明確にしていきたい。
概要
- 日時:2018年4月6日(金) 13:00~19:00
- 会場:早稲田大学西早稲田キャンパス55号館N棟1F 第2会議室(キャンパスマップはこちら)
- 対象:一般・早稲田大学の教職員・研究員
- 参加方法:こちらよりお申込みください(入場無料)
プログラム
13:00~13:10 開会挨拶
早稲田大学 理工学術院総合研究所 所長 木野 邦器
13:10~13:50 基調講演
13:10~13:30 基調講演1 「農工連携による維持性社会構築に向けて」
経済産業省 産業技術環境局 局長 末松 広行 氏
13:30~13:50 基調講演2 「SDGsをイノベーション活動に活かす」
Japan Innovation Network 専務理事 西口 尚宏 氏
13:50~17:05 講演
13:50~14:35 講演1 「バイオエコノミー:日本の苦手意識をどう克服するか」
東京大学大学院農学生命化学研究科 准教授 五十嵐 圭日子 氏
14:35~14:50 休憩
14:50~15:35 講演2 「原料多様化時代、炭素循環型社会における化学プロセスの展望」
早稲田大学先進理工学部応用化学科 教授 松方 正彦
15:35~16:20 講演3 「バイオエコノミー創出のための技術開発-NEDOスマートセルプロジェクト-」
新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO) 主査 林 智佳子 氏
16:20~17:05 講演4 「デジタルとの融合による新たなバイオ戦略の取組み」
三菱ケミカル横浜研究所 室長 水無 渉 氏
17:05~17:10 活動計画
早稲田大学理工学術院総合研究所 上級研究員 荒 勝俊
17:10~17:20 閉会挨拶
早稲田大学研究院 副研究院長 小林 直人
17:30~19:00 交流会
55号館N棟1F 第1会議室 参加費:2,000円
お問合せ
理工学術院総合研究所 [email protected]