本コロキウムでは、科学技術の社会実装の方法論や化学が貢献できる社会的課題および化学技術の社会実装例を学ぶとともに、具体的なテーマを設定しながら、課題解決のシナリオを議論し社会との連携・協働を図る事を目的とします。
今回は、エネルギー総合工学研究所の小野崎正樹氏に「カーボンリサイクルで2050年温暖化ガス排出実質ゼロを目指すには」の演題でご講演いただき、また当研究所より松方正彦所長より「2050年のカーボンネガティブ社会に必要な技術の一考察」を発表します。
日時・会場
2021年1月29日(金)16時00分~18時00分
オンライン開催(Zoomアドレスをお申込み頂いたメールアドレスにご案内します)
内容
16:00- 講演
エネルギー総合工学研究所 研究顧問 小野崎正樹氏
「カーボンリサイクルで2050年温暖化ガス排出実質ゼロを目指すには」
政府は「2050年、温暖化ガス排出実質ゼロ」を宣言した。その実現のためには、省エネ、国内の再生可能エネルギーの利用、CCSだけでは困難であり、国際的連携の下にカーボンリサイクルが必要である。海外で再エネを調達し、水素やアンモニアは元より、カーボンリサイクルによりメタン、メタノールなどのCO2フリー燃料を製造することが重要である。
当研究所では、2050年、2100年と言う超長期エネルギー技術戦略策定などを経済産業省からの委託で実施してきており、長期を見据えた考え方と、現実に即した既存のインフラの活用を図ることの重要性を認識してきた。その経験を踏まえて、CO2フリーの燃料や化学品製造技術や技術開発プロジェクトについて、国内、海外の動向と我が国が目指す方向性を解説する。
17:30- 研究所発表
理工学術院総合研究所・先端化学知の社会実装研究所 所長 松方正彦教授
「2050年のカーボンネガティブ社会に必要な技術の一考察」
主催
理工・重点研究領域 先端化学知の社会実装研究所
共催
化学工学会 SDGs検討委員会
後援
理工学術院総合研究所 早稲田地球再生塾
参加費
無料
参加申込
こちら(申し込みフォーム)よりお申し込みください。
お問合せ先
早稲田大学 応用化学科 野田 優
noda◎waseda.jp
※「◎」を「@」に置き換えてお送りください。