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自然生態系に注目したライフサイクル影響評価手法開発と活用に関する研究(1期目)

自然生態系に注目したライフサイクル影響評価手法開発と活用に関する研究(1期目)
Posted
Mon, 27 Apr 2026
  • 研究番号:26P01
  • 研究分野:environment
  • 研究種別:プロジェクト研究
  • 研究期間:2026年04月〜2029年03月

代表研究者

伊坪 徳宏 教授
ITSUBO Norihiro Professor

創造理工学部 環境資源工学科
Department of Resources and Environmental Engineering

URL:https://itsubo-lab.env.waseda.ac.jp/

研究概要

 本研究ではLCAの影響評価手法の一つで研究代表者が中心に開発したLIME(Life cycle Impact assessment Method based on Endpoint modeling)を発展させたネイチャーフットプリントの影響評価手法開発を行う。特に以下に注目した研究を行う。 

(1)質と量の双方について評価すること:生物多様性に加えて、生態系サービスに関するフットプリント評価指標を構築する 

(2)網羅性と地域解像度の向上:気候変動、土地利用、環境汚染など多岐にわたる影響領域を評価し、陸域生態系に加えて水域生態系も評価範囲に含めるとともに、土地利用や資源採掘といった地域性の高い影響領域は高解像度の評価係数を開発する 

(3)経済評価指標の開発:金融機関や事業者にとってより解釈、活用しやすい経済指標を開発、提供する 

(4)利用性の向上:LCAのソフトウェアに標準実装することで、LCA実務者にとって容易にアクセス、利用できるようにする 

 評価手法の開発では、最新の手法LIME3を基調とすることで短期間に実施することができる。LIME3の特徴である気候科学や生態学の知見に基づくモデルを駆使した分析と環境経済学で実績を持つ経済評価手法の融合により社会合意性の高い評価手法を提供することが期待される。LCAを通常業務に活用する企業や金融機関が、評価結果をもとに自ら改善したり、情報開示したりすることを想定して、開発した評価手法を世界で最もユーザー数の多いLCAソフトウェアSimaproに実装する。これにより、企業個社が自社のバリューチェーンを評価した際は自社の相対的なポジションについて理解でき、改善点や優れた点を抽出できる比較対象を提供する。 

年次報告