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【開催報告】2026年4月10日「カイラル物質が拓く新しいスピンの世界」について
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FRI 2026- Posted
- Wed, 22 Apr 2026
本シンポジウム「カイラル物質が拓く新しいスピンの世界」は、空間反転対称性の破れに起因するスピン物性の新展開を議論することを目的とする。近年、キラル構造を有する物質において、スピン分裂バンド、スピン選択的電流、キラル磁気構造、トポロジカル磁気励起など、従来の対称性保存系では実現し得なかった新奇物性が次々と報告されている。
大阪公立大学・戸川欣彦先生は、キラル磁性体やスピン波ダイナミクスの第一人者として、スキルミオンや非対称スピン波伝搬などの分野を牽引されている。本講演を通じて、キラル構造とスピン自由度の結合という共通基盤のもと、磁性体・半導体・ハイブリッド材料を横断する議論を展開する。
理工総研において本シンポジウムを開催することにより、物質科学、応用物理、材料科学分野の研究者間の連携を強化し、キラリティを軸とした新しいスピントロニクスおよび光スピンデバイス研究の学際的展開を促進することが期待される。また、若手研究者・大学院生にとって、最先端のスピン物理と材料設計思想を学ぶ貴重な機会となる。
