電力技術懇談会は今年で発足30年を迎える産学協同体の懇談会である。節目の年となる研究報告会・総会・特別講演会では、井上会長からご挨拶いただいた後、北島副会長から「設立30周年を迎えた今後の体制整備」についてご説明があった。また、体制整備として産学交流推進グループの解散についても丁寧に説明いただいた。石井研究員教授と東京電力の菊田幹事からは、活動計画・報告がなされた。
その他、毎年候補者を募り役員会で審議が行われる田村賞・真田賞受賞に、今年度は15名が選出され、学生13名と大木名誉教授、森教授に授与された。研究報告会では石井研究院教授より「脱炭素社会の構築に向けた取組と課題」等のレクチャーがあった。特別講演としては、明治大学 森教授と早稲田大学 中西特任教授にご講演いただいた。
終了後は63号館1階 ロームスクエアに移動し懇親会を開催した。乾杯の挨拶のあと、田村賞・真田賞の授与式が行われ、受賞学生、早稲田大学大木名誉教授、明治大学森教授よりスピーチがあり御礼のお言葉をいただいた。井上会長からは受賞者全員に賞状と副賞を授与した。受賞学生からは、このような賞をいただき大変嬉しいです、今後の活動の励みになります、等の声が多く聞かれた。今後も懇談会の活動の一環として、こういった活動を継続したいと考える。
協賛いただいた理工学術院総合研究所には深謝するとともに、今後の活動においても継続してご支援をいただきたい。