School of Political Science and Economics早稲田大学 政治経済学部

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学術院長・学部長挨拶

グローバル社会の未来を切り拓く 自律的な次世代の創出

政治経済学術院長 政治経済学部長 川岸 令和

政治経済学部は、2017年に創設135周年をむかえました。グローバル化とダイヴァーシティを重視した積極的な教育を推し進め、不確実性が増す地球社会において未来を切り拓く逞しい自律的な次世代の創出をめざして新たな歩みを始めています。本学部の伝統を象徴する建物であった3号館は、2014年秋、「共に語り、共に活動し、共に生きる」共生の学びの新空間として甦りました。自律した地球市民をめざす学生たちの自学自修の意欲で活気あふれる、伝統の学部が日々新たな姿で刷新されています。

私たちは、グローバル化のなかでダイヴァーシティを互いに尊重できる共生の次世代を創造するために、グローバル・パースペクティブをもつリーダー養成を教育目標にかかげています。すでに2010年に開始した秋入学・英語学位プログラムを発展させ、多様で質の高い留学生の受け入れを拡大しています。同時に、内からのグローバル化の教育拠点として、気概と知的能力においてグローバル・リーダーにふさわしい人間をこの早稲田で育てています。そうした一貫として、卒業までに海外留学を経験することをすべての学生に推奨し、グローバル化した世界の共通語としての英語の教育言語としての重要性をふまえ、英語コミュニケーション能力の高いレベルを目標として設定し、それをすべての学生が達成できるよう促す教育を推進しています。また、学部におけるすべてのカリキュラムを日英両言語によるハイブリッド型とする改革を進めており、2019年度入学生からシンプルで斬新な新カリキュラムで学びます。このようにして、教室自体がマルチカルチュラルな教育空間となるとともに、そのなかから、地球社会における望ましい共生を実現することに貢献しようとするグローバルな人材が育っていくに違いありません。

私たちは、これからの地球社会を力強く切り拓いていくことのできる自律の次世代を創造するために、なによりも自学自修の教育理念を大切にしています。伝統の「ゼミ」を進化させ、入学時の基礎演習から、アカデミック・リテラシー演習を経て、政治学・経済学・国際政治経済学の専門演習、さらにはジャーナリズム・メディア演習や学際領域演習をも通じた少人数教育を、卒業論文指導まで徹底させることにしています。ゼミの集積により、参加しながら共に学び合うことを通じて、人間形成と知的能力の自己開発を促します。この目標はまた、様々な授業において、講義を補完するディスカッション・セッションなど、アクティブな要素を取り入れることによっても目指されます。

私たちの教育の根本となる学問理念は、“Philosophy, Politics and Economics”です。新カリキュラムはこの学問理念を一層はっきりと反映したものになります。そして、この理念に根ざした学問研究の不断の追究の中から、共生社会の善き生と正義の実現に寄与し、在野の精神に立ってグローバル社会の未来を切り開く自律的な次世代を創出すること、これこそが政治経済学部の揺るぎない使命であると私たちは信じています。さあ、あなたこそがその次世代なのです。新しい海へ新しい船に乗り、海図を自ら造り上げ、新たな航海へ旅立ちましょう。

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