11月5日、広島市で来年5月に開催される先進7カ国首脳会議(G7サミット)で議長国として日本が目指すべき成果について、大学生が提言する「国際問題プレゼンテーション・コンテスト」(外務省主催)が東京都内で開かれました。59組81人の応募者のうち、事前論文審査を通過した5組9人が出席し、本学政治経済学部 国際政治経済学科3年の馬塲仁子さん(21)と渡邉航大さん(20)が、最優秀賞に当たる外務大臣賞を受賞しました。馬塲さん・渡邉さんのチームは気候変動対策として、国境炭素調整措置の導入とその運用の仕組み(「CBAM広島」構想)を提案し、同措置の運用を通じて、地球規模で経済的相互依存が深まり、国家間の分断の解消と協調が促進されると論じました。
早稲田大学は昨年11月にカーボンニュートラル宣言を発出し、「最先端研究」「人材育成」「キャンパス」の三位一体でカーボンニュートラルを推進しています。今回の受賞は、気候変動対策という同じテーマにおいて学生の活動が認められ、大変嬉しい結果となりました。

受賞した馬塲仁子さん(右)、渡邉航大さん(左)
受賞したお二人のコメント(12月21日追記)
馬場仁子さん
この度は、外務大臣賞という名誉ある賞をいただくことができ、大変光栄に思っております。この受賞は、温かくご指導くださった国吉先生を始め、国吉ゼミの先輩方、そして同期の皆様のおかげであると強く感じております。権威ある専門家の方々が、私たちのCBAM広島構想を評価してくださり、感無量の思いでございます。この経験を糧にしながら、これからも謙虚に邁進してまいります。
渡邉航大さん
「外務大臣賞を目指そう」との誘いを受けてコンテスト参加を決めましたが、目標を達成することができ大変嬉しく思います。政策立案にあたり、環境や国際関係の科目を始めとした早稲田での様々な学びを活かすことができました。国吉知樹先生と国吉ゼミの仲間に発表を見てもらい、効果的なアドバイスを頂けたことで、より説得力のある政策立案に繋がったと思います。最高のペアと考え抜いたアイデアと発表を審査員の方々に評価していただき、個人的にも自信になりました。本コンテストは、国際関係の知識を主体的に活かす良い機会であるため、来年以降も多くの早大生が挑戦してくれることを期待しています。
詳細は下記のサイトをご覧ください。
外務省HP:https://www.mofa.go.jp/mofaj/p_pd/dpr/page23_004045.html
外務省Twitter:https://twitter.com/MofaJapan_jp/status/1590182534121672705