ワークショップ・公開講演会のお知らせ
法学研究科では、6月4日、5日に以下のとおりワークショップ・公開講演会を開催いたします。どなたでもご参加いただけます。
* 本ワークショップ・講演会は末延財団による比較法・外国法研究教育プロジェクトの助成を受けて実施するものです。
ミュリエル・ファーブル=マニャン教授『自由の制定』をめぐって
日時: 6月4日(火)15:00~17:00
場所: 早稲田キャンパス8号館2階219会議室
講師: ミュリエル・ファーブル=マニャン (パリ第一大学教授)
モデレーター: 橋本 一径 (早稲田大学文学学術院教授)
使用言語:フランス語(通訳なし)
テーマ: 大学院生・若手研究者等とのワークショップ-「ミュリエル・ファーブル=マニャン『自由の制定』をめぐって-
※どなたでもご参加いただけます(参加費無料)。
※事前の課題(フランス語)がありますので、参加希望の方は法学研究科事務所([email protected])までご連絡ください。
ミュリエル・ファーブル=マニャン教授講演会「自由の法的系譜」
日時: 6月4日(火)18:30~20:00
場所: 早稲田キャンパス8号館3階308教室
講師: ミュリエル・ファーブル=マニャン (パリ第一大学教授)
テーマ: 自由の法的系譜
司会: 山口 斉昭 (早稲田大学法学学術院教授)
通訳: 橋本 一径 (早稲田大学文学学術院教授)
使用言語: フランス語、日本語
※どなたでもご参加いただけます(入場無料)。直接会場へお越しください。
アラン・シュピオ教授との対話-『法的人間』から『数によるガバナンス』へ-
日時: 6月5日(水)18:30~20:00
場所: 早稲田キャンパス8号館3階308教室
講師:
アラン・シュピオ (コレージュ・ド・フランス教授)
小島 慎司 (東京大学大学院法学政治学研究科教授)
テーマ: 『法的人間』から『数によるガバナンス』へ
司会: 山口 斉昭 (早稲田大学法学学術院教授)
通訳: 橋本 一径 (早稲田大学文学学術院教授)
使用言語: フランス語、日本語
※どなたでもご参加いただけます(入場無料)。直接会場へお越しください。
講師紹介
ミュリエル・ファーブル=マニャン(Muriel Fabre-Magnan)
パリ第1大学(パンテオン=ソルボンヌ)教授(民法)。ナント大学教授等を経て、現職。専門である民法に関する著作を多数持つほか、近年では生命倫理や法思想全般にかかわる問題にも積極的に発言している。とりわけ2018年に刊行された最新の著作である『自由の制定(L’institution de la liberté)』(未邦訳)は、「契約の自由」の万能性に疑念を呈し、「合意」や「尊厳」といった基本的な概念の再定義を試みた書物として、多方面で話題を呼んでいる。
アラン・シュピオ(Alain Supiot)
コレージュ・ド・フランス教授(講座「社会国家とグローバル化。連帯の法的分析」を担当)。ナント大学教授等を経て、2012年より現職。社会法体系のあり方の議論などが、フランスのみならず全世界の社会法学者に影響を与える当代屈指の労働法学者。主著として、10カ国語に翻訳されている『法的人間 ホモ・ジュリディクス』(邦訳は勁草書房、2018年)のほか、『フィラデルフィアの精神』(勁草書房、2019年)、『数によるガバナンス』(未邦訳)などがある。