School of Humanities and Social Sciences早稲田大学 文学部

News

ニュース

「“生きている炭鉱(ヤマ)”と釧路研究」

2017年度釧路合宿 KCMでの入稿前にベトナム研修生との写真

通称「嶋崎ゼミ」のメンバー.2017年度釧路合宿 釧路コールマイン社(KCM)での入坑前にベトナム研修生との写真

文学部では、2年生から18コースに分かれてより専門的な学びを行います。3年次からは演習のクラスに分かれ、それぞれが指導教員からの指導のもと、各種調査・研究・発表等々を行っています。今回は、社会学コースの「社会学演習(担当教員:嶋崎尚子教授)」の授業をご紹介します。

「“生きている炭鉱(ヤマ)”と釧路研究」

 

文学部社会学コースでは3年生と4年生の2年間で特定テーマでの研究を展開します。

そのひとつに、2013年度から実施している「“生きている炭鉱(ヤマ)”と釧路研究」(社会学演習3D・4Dクラス、通称「嶋﨑ゼミ」)があります。

この研究は、石炭産業石炭政策下での「最後のヤマ」となった釧路太平洋炭礦とその後継企業である「生きている炭鉱(ヤマ)」釧路コールマイン社(KCM)を対象に、戦後日本での石炭産業の収束過程と労働者や家族のライフコース、炭鉱企業の経営、労働組合の動き、地域社会との関連を、社会学の枠組みから実証的に理解することを目的にしています。
具体的には、広範なアーカイブ資料と関係者へのヒアリング・データを用いて、炭鉱と地域社会のダイナミックな姿を考察しています。

 

道東釧路の地域社会で営々と築かれた人びとの炭鉱での仕事、日常生活、社会活動、ネットワーク、文化は、戦後日本社会の実体であり、かつ現代社会で確実に受け継がれています。学生たちには、現地フィールドワークをとおして「机上の知識を身体での理解」へと転換する作業の醍醐味を体験してもらいます。
なお幸いなことに、2016年度には「早稲田大学文学学術院と釧路市との相互協力に関する協定」を締結し、釧路市立博物館を中心に地元釧路市から全面的なご理解・ご支援をいただいています。具体的な様子について、佐藤詩織さん(4年生)に紹介してもらいます。
(文学部・社会学コース 嶋﨑尚子教授)

後編:「釧路でのフィールドワークから論文作成まで」

早稲田大学 文学部 コース紹介

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/flas/hss/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる