今回は、2017年度応援部副将の、文化構想学部多元文化論系4年の舟橋 寛元さんにお話を伺いました。
「学び舎」戸山までの道のり
戸山に来るまでは紆余曲折があった、舟橋さん。出身の福島から上京し、進学したのは実は他大学。しかし、早稲田の校歌で学生がひとつにまとまる雰囲気に魅せられ、仮面浪人を決断、2014年にスポーツ科学部に入学しました。
スポーツ科学部在籍中に、文化構想学部の他学部開講科目(*1)を受講し、転部試験(*2)の受験を決意。見事転部試験に合格し、戸山キャンパスに辿りつきました。
他大、他学部を渡り歩いてみて、戸山キャンパスに持った印象は、「学び舎」。ひとりひとりの学生のレベルが高く、他の学生が提出したコメントシートの内容に「こんな視点があるんだ!」と驚かされることも多々あったとのこと。
「部活動での経験は財産」
大学4年間は、応援部一筋で過ごしました。苦しい下級生時代を経て、最終学年になって立つ春の早慶戦の舞台には、「とにかく圧倒された」と言います。得点が入り、応援席が肩を組んで喜んでいる姿は脳裏に焼き付いており、「最高の喜び」、「人生のピーク」とまで仰っていました。「部活動での経験は財産」というのも、熱い語りからうなづけます。
文構での学びについて
「部活と勉強はどっちが大変でしたか?」という質問には、意外にも勉強で苦労したとの回答。印象深い授業は、『今昔物語集』の震旦部について学んだ、吉原 浩人先生の「多元文化論系演習(仏教文化交流)」(*3)。図書館に何日間もこもって色々な論文を読み、発表準備にのめり込んだそうです。そのまま、論系ゼミも吉原先生に決めました。現在は、「花山天皇の出家の真相」について、ゼミ論文(*4)を執筆中です。
これからもワセダにエールを!
5万人の早大生を1つにまとめあげる応援部の中心で活躍された舟橋さん。様々な大学や学生と交流して感じたことは「早稲田は間違いなく日本一の大学」とのこと。ここまでの努力と経験が裏付ける言葉だと思います。
卒業後は素材・繊維メーカーに就職される予定です。フィールドは違えども、これからもワセダを大いに盛り上げてくださることでしょう!(文化構想学部の卒業式では、舟橋さんのエールを聞くことができるかも・・・!?)
*1:各学部が、他学部生に対しても開放する科目(詳細はこちら)。
*2:本学の学生が、現在の学部から文化構想学部へ所属学部を変える試験制度(詳細はこちら)。
*3:2016年度開講科目(今年度の開講科目はこちら)。
*4:文化構想学部では3年次進級の際にゼミか卒業研究を選び、ゼミを選択した場合は、
卒業時に論文(ゼミ論文)を提出します(詳細はこちら)。
(取材日:2017/11/16 事務所T)