教育をジェンダー、高齢者、多文化共生といった社会課題と結びつけて捉える生涯教育学専修に魅力を感じ、進学することにしました。教育学部というと教員養成を想像されると思いますが、幅広いアプローチによりこれからの社会を担う一人として、教育問題に取り組む大切さに気づくことができます。ゼミでは、社会で活躍されているOB・OGの方々とのインタラクティブな授業が興味深いです。 現在は「主権者教育」に関して卒論に取り組んでいます。そのきっかけは、大学2年の秋にフランスへ留学し、現地学生の社会問題への関心の高さに驚いたことです。週末街のいたるところで行われるデモ活動では、「市民の力で社会を変えていく」という意識を見ることができました。私自身も当事者として、日本のこれからを担う若者の育成を考察したいと考えています。
将来の夢はまだ模索中ですが、多くの価値観を吸収して、人に寄り添うことを大切にしたいと思っています。たとえば塾のアルバイトでは、自分にはない思考や視点を生徒に教えてもらうことが多く、それらを考慮し一人一人に合わせた学習指導を心がけています。目標を達成した時に見せてくれる笑顔にやりがいを感じます。これからも相手のニーズを把握し、それに合わせて手法を変えることで課題解決に役立てたいです。
早稲田大学にはたくさんの出会いと自分を成長させる機会があります。学業だけでなくサークル、アルバイト、遊びに全力で取り組めるような、悔いのない大学生活を応援しています。
(小川 茉莉亜さん/教育学科 教育学専攻 生涯教育学専修 2018年度入学)