中学生の頃から日本の近現代文学について勉強したいという思いを持つようになり、高校の先生の勧めで早稲田大学に興味を持ちはじめました。大学について調べるうちに、教育学部の中に一年生のうちから日本文学に焦点を絞った勉強が出来る学科があることを知り、教育学部の国語国文学科を志望しました。
入学したばかりの頃は小説が好きという漠然とした思いしか持っていなかったのですが、国語国文学会という国文学研究のサークルに入り約三年間活動したことで、自分の関心のある分野を見つけることができました。いまはテクストや研究書を読む傍ら、金井景子教授を中心に発足した〈百合〉と〈BL〉に関する研究会に参加し、他のメンバーの方たちと活動計画を立てています。
教育学部には異なる価値観を持った個性的な学生たちや先生方が集まっていて、数えきれないほど沢山の出会いがあります。私もここでかけがえのない友人と出会い、一生の財産となるような思い出を作ることができました。受験勉強はとても大変で苦しいかと思いますが、がんばって良かったと思えるような日々が必ず皆さんを待っています。焦らず自分のペースでがんばってください。
(小粒 未来さん/国語国文学科 2017年度入学)