Waseda Culture Labo早稲田文化ラボ

News

ニュース

「三品食堂」
-“ミックス”に刻まれた早大生の歴史-

「三品食堂」という伝説

早稲田キャンパス西門近くの西門通りを歩いていると、あの懐かしい雰囲気を漂わせる食堂が現れる。1965年創業の「三品食堂」だ。創業当時のメニューが、牛めし、カレー、トンカツの“三品”だったことから、その名が付いたという。60年以上にわたり、多くの早大生の胃袋を支えてきた、まさに“伝説のワセメシ”である。店内の色紙は、早大生の青春が刻まれている。

店に近づくと、厨房から漂う牛肉の香り。揚げ物の音、学生たちの会話が聞こえてくる。授業の合間に急いで食べる学生、部活帰りに後輩と立ち寄る体育各部部員、一人で静かにすっと入ってくる校友…。世代を超えて、三品食堂は早稲田の日常にあり続けてきた。テレビ取材が後を絶たない。ワセメシの代表格といって、良いだろう。

 

三品食堂名物「ミックス」

三品食堂を語るうえで欠かせないのが、名物メニュー「ミックス」だ。

牛めし、カレー、カツ。その三つを一皿に盛り込んだ豪快なワンプレート。実はこのメニュー、学生の「全部食べたい」という声から生まれたという。早大生の食欲と遊び心が生んだ“ワセメシ文化”の象徴ともいえる一品だ。

写真は、生たまごも入った「カツ玉ミックス」。サイズも複数用意されており、食欲旺盛な学生はもちろん、女性でも入りやすい。長年通う校友の中には、「学生時代、初めて大盛りに挑戦した店が三品だった」という人も少なくない。

学生街とともに歩んできた店

早稲田の街には、学生を大切にしてくれる名店が多い。しかし近年、親しまれてきたワセメシ店が閉店することもある。そんな中でも、三品食堂は変わらず暖簾を掲げ続けている。

早稲田ウィークリーの記事では、店主・北上さんが「ワセメシ店は、愛がなければ、成り立たない」と語る。学生たちを見守り、送り出し、また新しい世代を迎える。その繰り返しこそが、学生街のワセメシ店の役割なのかもしれない。

昼休みには行列ができることも珍しくない。限られた時間の中で、学生たちは次々と席につき、食べ終えると「ごちそうさま」と言って店を後にする。仕事の合間なのか、校友が慣れた様子で来店し、迷わず注文する。「ミックス!」その光景は、昔も今も変わらない。

早稲田の記憶をつなぐ場所

三品食堂は、単なる食堂ではない。

初めて友人と語り合った場所。サークルの先輩に連れてきてもらった場所。試験前に気合を入れるために通った場所。卒業後、ふと懐かしくなって立ち寄る場所。

早稲田には、そんな“記憶の味”がある。

学生たちの青春を見守り続けてきた三品食堂。今日も西門の近くで、変わらぬ味とともに、早大生を迎えている。

【店名】三品食堂
【住所】東京都新宿区西早稲田1-4-25
【TEL】03-3202-6563
【営業時間】11:30~14:00
【定休日】土曜・日曜・祝日(変更の場合あり)

宣言「ワセメシ、ワセマチは、早稲田文化である」

早稲田大学のキャンパス周辺は、早大生や教職員、校友、街の方々が交流する交差点であり、たくさんの出会いがあります。みなさんには、馴染みの食堂やお気に入りのカフェがあることでしょう。早稲田文化ラボ編集部は、早大生の青春の舞台である早稲田大学の町(ワセマチ)も、飲食店(ワセメシ)も大切な「早稲田文化」のひとつだと考えています。

早稲田文化であるワセメシ、ワセマチを応援したい。このコーナーでは、キャンパス周辺地域の飲食店を中心に紹介していきます。まだ通学できていない1年生に参考にしてもらえたら…。上級生が来校時になじみの店に立ち寄ってくれたら…。校友のみなさんもきっとワセメシ、ワセマチを応援してくれる…。そのような願いを込めて、ワセメシ、ワセマチ情報をお届けします。

Page Top
WASEDA University

早稲田大学オフィシャルサイト(https://www.waseda.jp/culture/)は、以下のWebブラウザでご覧いただくことを推奨いたします。

推奨環境以外でのご利用や、推奨環境であっても設定によっては、ご利用できない場合や正しく表示されない場合がございます。より快適にご利用いただくため、お使いのブラウザを最新版に更新してご覧ください。

このままご覧いただく方は、「このまま進む」ボタンをクリックし、次ページに進んでください。

このまま進む

対応ブラウザについて

閉じる