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杉原千畝物語オペラ「人道の桜」、大隈記念講堂公演が行われました ー人間として当然の正しい判断をした

11月3日に、大隈記念講堂で杉原千畝物語オペラ「人道の桜」の公演が行われ、さまざまな世代の大変多くの方に鑑賞いただきました。

杉原千畝は、本学で学び、その後外交官に採用されリトアニア・カウナスの日本領事館に赴任。その地で、ナチスに迫害され助けを求めてきたユダヤ難民たちに自らの英断でビザを発給し、約6,000人の命を救ったといわれています。

オペラでは、早稲田大学在学時から、リトアニアのカウナス赴任、帰国後イスラエルによる「諸国民の正義の人(ヤド・バシエム)」の称号授与まで、杉原千畝の生涯を描いています。

なお、公演に先立ち、大学を代表して首藤佐智子文化推進部長が田中愛治総長挨拶を代読したのに続き、駐日イスラエル大使館のギラッド・コーヘン大使および駐日リトアニア共和国大使館のユスティーナ・クルトゥリーテ一等書記官からご挨拶をいただきました。

 

1913年の創立30周年記念式典において、当時の総長大隈重信が宣言した三大教旨「学問の独立」「学問の活用」「模範国民の造就」は、本学の基本理念として100年以上にわたり受け継がれています。
その一つ「模範国民の造就」は、「世界の何処にあっても、どのような困難に直面しようとも、自らの意思で周囲と連帯して状況を切り拓くことのできる知識と道徳的人格と勇気、さらには頑強な身体としなやかな感性を持った地球市民を育成する」ことと読み解かれています。
「命のビザ」発給で知られる杉原千畝の人道的行為は、まさに早稲田大学の教旨を体現したものです。

杉原千畝も、遠い異国の地の戦火のなか、人命を左右する極めて大きな問題に対して、自分なりの解決策を考え抜き、実行につなげました。そういった杉原千畝の生き方は、時代を越えて、人として何が重要なのかというテーマを私たちに示してくれます。

本学では、これからも、早稲田大学の教育方針を自ら実践した杉原千畝の業績を学生に伝えていきます。

 

(共催:杉原千畝物語オペラ「人道の桜」制作委員会・早稲田大学文化推進部)

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