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Vol.2「自家焙煎珈琲の店 ぷらんたん」
-令和と昭和をつなぐタイムマシーン-

「自家焙煎珈琲の店ぷらんたん」

馬場下交差点から南門通りを進むと、大隈講堂が見えてくる。右手に、緑色のテントの前にオートバイが止まっていたら、そこは「喫茶ぷらんたん」。

ぷらんたんの正面。1950年からある学生街の喫茶店だ

令和と昭和をつなぐタイムマシーン

一歩、店内に入ると、薄暗いなかに柔らかい光。どこか懐かしいアンティークなつくり。気取らないノスタルジックな空気。スピーカーからはジャズが聞こえる。令和の時代に、昭和レトロを感じられる。さながら、令和と昭和をつなぐタイムマシーンだ。

「ぷらんたんとは、どういう意味ですか?」-
店主の前田広喜(まえだこうき)さんに聞いた。「ぷらんたんとは、フランス語で『春』という意味です。春には、卒業式や入学式があり、賑やかな季節で、学生街にあっていますよね。ぷらんたんは1950年からある古い店ですが、私は4代目なんです。私は、以前に、コーヒー豆店をやっていたので、この焙煎機を早稲田に持ってきたんです。早大生に本格的な美味しい珈琲を飲んでほしいですよね。」という。1950年からずっと変わらない躯体。歴史ある学生街の喫茶店をコーヒー豆の専門家、前田さんが守っている。
*以下の画像は店内を360度見ることができます。[THETA 360,biz]
[1階]


[2階]

2つのこだわり

店のフロントに構える存在感のあるマシーンは、名門FUJI ROYAL(フジローヤル)社のコーヒー豆焙煎機だ。ぷらんたんでは、週に1度、厳選した豆を独自のブレンドで自家焙煎する。ホットコーヒーは、ブラジル、コロンビア、キリマンジャロと3種の豆をブレンドしたオリジナル。アイスコーヒーは、ジャワ・ロブスタの豆にこだわる。だから、ぷらんたんのコーヒーを飲んだ後、鼻腔をくすぐる香りは格別なのだろう。

名門FUJI ROYAL社の珈琲豆焙煎機が活躍中

アーティストにインスピレーションを与える異空間

店のこだわりは、コーヒー豆だけではない。階段を上ると、2階席。高い天井には太く黒い柱の骨組み。どこか懐かしい山小屋のようだ。居心地の良いスペースには、数多くの早大生、校友がここで時間を過ごしてきた。取材していると、次から次へと、学生が「こんにちは〜、2階行きます」と階段を上がっていく。広い2階席は、サークル仲間と集う場でもある。もちろんお一人様でも、快適だ。読書をしながら、PCに向かいながら、コーヒーを飲む。一人用、団体用、さまざまなテーブルがある。コーヒー豆と居心地のよい空間を提供すること。それがぷらんたんの不変のこだわりだ。

長い歴史では、数多くの著名人も来店している。吉永小百合さん、タモリさん、室井滋さん、そのまんま東さんも来店されていた。大隈塾を担当する田原総一朗さんらも常連だ。NHKの人気番組『ブラタモリ』撮影時も、タモリさんがブラリと、ぷらんたんを訪れた。最近では、水泳同好会出身の岡副麻希さんもたびたび来店していた。

前田さんによると、かぐや姫の名曲『神田川』の作詞家、喜多條 忠(きたじょう まこと)さんもよくお越しいただいたのですが「ここの2階で『神田川』を作詞したんだ」とおっしゃっていました、というから驚きだ。また、ガロのボーカルの大野真澄さんはかつて早稲田に住んでいたが、「『学生街の喫茶店』を歌うたびに、心象風景として思い浮かべる街並みは、早稲田。」とある(毎日新聞2009年1月31日夕刊)。その取材場所はぷらんたんだった。写真では、2階の窓際の席で、帽子をかぶったダンディーな大野さんがコーヒーを飲んでいる。ぷらんたんには、俳優、作詞家、ミュージシャンなど、アーティストにインスピレーションを与える不思議な力があるのかもしれない。

店舗外観の水彩画

メニューランキング

ぷらんたんの人気メニューはシンプルだ。
1位:自家焙煎コーヒー
2位:日替わりランチパスタ(コーヒーつき)
*ランチのホットコーヒーはおかわり自由
3位:ケーキセット
*ケーキセットは、レアチーズ、クラシックショコラ、シフォンケーキの3種類。奥様が心を込めて焼き上げる。これも自家製オリジナルだ。

ランチのホットコーヒーがおかわり自由とは、なんとも贅沢だ

焙煎して抽出してから冷やすアイスコーヒーは、手間と時間がかかり、愛情が込められている

食事は、8種のパスタと4種のトースト

早大生にメッセージ

最後に、前田さんに早大生への一言をお願いした-
「Go for Broke! 当たって砕けろという意味です。大変な時代だからこそ、勇気をもって、当たって砕けるぐらいの気持ちで、目標や夢に向かって挑戦してほしい。がんばれ、早大生!と言いたいですね。」

前田さんはオートバイで通勤しているライダーだ。店の前にはバイクが停まっているし、店内にはヘルメットがあり、バイクの絵が何枚も飾られている。バイクの話題になると、笑みが自然とこぼれる。

Born to Be Wild. 今日も、早大生に極上の珈琲を提供するため、前田さんはバイクでやってくる。

早大生を見守り続ける前田さん

【店名】喫茶ぷらんたん
【住所】新宿区戸塚町1-101-13
【TEL】03-3202-8333
【営業時間】月~土曜日 11時~18時
【定休日】日曜・祝日

宣言「ワセメシ、ワセマチは、早稲田文化である」

早稲田大学のキャンパス周辺は、早大生や教職員、校友、街の方々が交流する交差点であり、たくさんの出会いがあります。みなさんには、馴染みの食堂やお気に入りのカフェがあることでしょう。早稲田文化ラボ編集部は、早大生の青春の舞台である早稲田大学の町(ワセマチ)も、飲食店(ワセメシ)も大切な「早稲田文化」のひとつだと考えています。

新型コロナウイルス禍で、早大生がいないワセマチ。多くの飲食店が大きなダメージを受けています。早稲田文化であるワセメシ、ワセマチを応援したい。このコーナーでは、キャンパス周辺地域の飲食店を中心に紹介していきます。まだ通学できていない1年生に参考にしてもらえたら…。上級生が来校時になじみの店に立ち寄ってくれたら…。校友のみなさんもきっとワセメシ、ワセマチを応援してくれる…。そのような願いを込めて、ワセメシ、ワセマチ情報をお届けします。

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